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「あー！AさんAさーん！」
「あれ？みんなどうしたの？また事件？」
「それもなんだけど、あのね！紹介したい子が居るの！」
水曜日の係の仕事が漸く終わって、昇降口で靴を履いていた時のこと。
今日も元気に私の元へ駆けてきてくれた歩美ちゃんと、その後ろからぞろぞろとやってきた少年探偵団の姿を見て、私は首を傾げる。
紹介したい子って、もしかして今歩美ちゃんの後ろに居る子かな？
今日は地面に足をつけている研二くんもどうやらその子のことが気になるようで、さっきからずっと歩美ちゃんの周りをうろちょろしている。
研二くん、気が散るからおすわりしてて。
「この子、灰原哀ちゃんって言うの！今日転校してきた子でね！少年探偵団の新メンバーだよ！」
「……こんな上級生も入ってるのね」
「まぁ、四年生はAさんだけですけどね」
「しゃーねぇって。先生にバレねぇようにやってんだからよ」
『いや多分めっちゃバレてると思うよ？？？』
元太くんの言葉にすかさずツッコミを入れている研二くんの横で、ふと今日の朝休みのことを思い出す。
そういえばなんか、クラスの子が一年生に転校生が来たって噂してたな。
一年生の方もいつもより賑やかだったし、何人か一年生のクラスを覗きに行ってたのもそれだったのかも。
今日のことを思い返しながら、歩美ちゃんが【ハイバラアイ】と紹介してくれた転校生の女の子をじっと見つめる。
それにしても、可愛い子だなぁ。アイちゃん。
無表情だけど、綺麗な顔をしてるし、髪も茶色で、顔つきもどことなく日本人離れしている気がする。
もしかしてハーフ？
「貴方は名乗らないのかしら」
「え、あ、ごめんなさい」
でもちょっと怖い！
一年生に圧倒される四年生の構図には流石のコナンくんも苦笑い。
この子はちょっとクールな子なのかもしれない。
でも確かに私だけアイちゃんのことを知っているのは不平等だ。
私もちゃんと名乗らないと。
「えっと、私は四年生の松田Aです！よろしくね、アイちゃん！」
よし、ちゃんと噛まずに言えた！と喜ぶ私とは反対に、アイちゃんの表情は、どんどんと驚きに満ちていく。
え、私そんな変なこと言っちゃったかな……？
「…………松田、A……？」
「え、えと、変なお名前……かな？」
不安になりながらそう聞くと、アイちゃんはふいっと顔を背けてしまって、「いいえ、別に」と一言。
……研二くん、私もう嫌われちゃったかも。
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宮野冬姫(プロフ) - それから、158の絶好の場所というセリフが格好の場所になってます (2022年7月10日 21時) (
レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 150のパトカーのサイレンですが、ピーポーピーポーは救急車では？ (2022年7月10日 21時) (レス) @page4 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
朱夢 - とても面白いです‼️いつも楽しく読んでます。寒いですが頑張ってください‼️ (2021年12月10日 16時) (レス) id: af58c4fc49 (このIDを非表示/違反報告)
琉流 - 更新ありがとうございます。しかし本当に警察学校組は若いですよね…。 (2021年12月10日 2時) (レス) @page48 id: 45a1f0a151 (このIDを非表示/違反報告)
とーふ(プロフ) - 更新ありがとうございます！研二くんとじんぺーちゃん、警察学校組の皆と話している夢主ちゃん可愛い！記憶に残ってないのは悲しいですけどね…これからも更新頑張ってください！ (2021年12月9日 18時) (レス) @page48 id: a9336fcc7d (このIDを非表示/違反報告)
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