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テレビで【10億円は未だ見つかっていない】と報道されてから、早くも数日が経った。
警察も10億円の在処に全く見当が付かないのか、何度かおっちゃんに聞いている場面があったが、当たり前にどれもハズレだ。
一応、彼女の言葉から【米花駅東口のコインロッカー】にあることは分かっている。
そのロッカーを一個一個開けて貰えば、それでも勿論解決はするのだが。
……一番怖いのは、彼女から鍵の入ったクマのぬいぐるみを受け取った子供が、奴らに勘づかれて命を狙われないかということだった。
もしも鍵を持っているというだけで、その子の命を狙われるとしたら。
もしも10億円の入ったロッカーを見つけるのが、奴らが鍵の在り処を見つけるよりも遅かったとしたら。
10億円を回収したという情報が伝わるのが、奴らが子供に接近するよりも遅かったとしたら。
待っているのは、最悪の結末だろう。
なんとしてでも、それは避けなければ。
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「＿＿＿＿＿＿わっ、どうしたの、コナンくん」
そんなある日、俺はすれ違った女の子の腕を咄嗟に掴んで、腕に収まる
こんな偶然、あり得るのだろうか。
どくどくと大きく脈打つ心臓の音を聞きながら、瞬時に目の前の彼女の情報と、雅美さんからもらったヒントを照らし合わせる。
……彼女は、正真正銘、【小学四年生の女の子】。
そして腕の中には、背中にチャックのついた【クマのぬいぐるみ】。
その隣には、20代前半のように見える金髪の男と、フードを被った鋭い眼光の男。
もし仮に、この二人のどちらかが【モロフシヒロミツ】なのだとしたら。
雅美さんの託した鍵は、このぬいぐるみの中にある。
「＿＿＿モロフシヒロミツ」
「っ……？！」
「…………って、知ってる？Aさん」
カマを掛けるつもりで発した言葉に、俺のように幼児化しているわけではない彼女は、一瞬ではあるものの動揺を見せた。
元から丸い目を更に丸くし、瞳を揺らしながら、不安げな表情でこちらを見つめてくる。
……確か雅美さんは、モロフシという人物のことを、【今はミドリカワユイ】だと言っていた。
もしかして何か、モロフシヒロミツという名前を名乗れない理由があるのか……？
そうして色々な推測を立てている間も、Aの両隣に立っている男二人は、警戒の眼差しで俺を見下ろしている。
一体、【モロフシヒロミツ】という人物はどっちなんだ。
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宮野冬姫(プロフ) - それから、158の絶好の場所というセリフが格好の場所になってます (2022年7月10日 21時) (
レス) @page12 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
宮野冬姫(プロフ) - 150のパトカーのサイレンですが、ピーポーピーポーは救急車では？ (2022年7月10日 21時) (レス) @page4 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
朱夢 - とても面白いです‼️いつも楽しく読んでます。寒いですが頑張ってください‼️ (2021年12月10日 16時) (レス) id: af58c4fc49 (このIDを非表示/違反報告)
琉流 - 更新ありがとうございます。しかし本当に警察学校組は若いですよね…。 (2021年12月10日 2時) (レス) @page48 id: 45a1f0a151 (このIDを非表示/違反報告)
とーふ(プロフ) - 更新ありがとうございます！研二くんとじんぺーちゃん、警察学校組の皆と話している夢主ちゃん可愛い！記憶に残ってないのは悲しいですけどね…これからも更新頑張ってください！ (2021年12月9日 18時) (レス) @page48 id: a9336fcc7d (このIDを非表示/違反報告)
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