FiELD 畑での1日［2］ (ページ43)

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086 はじめまして！ページ43

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ある昼下がりのHAP

「はじめまして！Aさん！」

そう言って編集をしていた私の前に現れた、丸っこい男の子

彼の周りにはたなっち以外の畑メンバーたち

(たなっちはお休みの日)

随分とぷくぷくとした子だことめちゃくちゃ可愛いな！！

「てことで、引っ越しの準備手伝えや」

『あっ生意気キャラなの？』

「ひぃぃぃごめんなさい！」

ぺこぺこと頭を下げる男の子と、楽しそうに笑うメンバーを見て

いい子でよかったという安心感とこれからもっと騒がしくなりそうだなあと疲労感が押し寄せた

私をリビングの椅子から立たせて、その男の子の前に立たせるはじめさん

「この子が畑の編集員のA！」

「お噂はかねがね…！お会いできて嬉しいです！」

『あ、こちらこそ』

「そんでこっちが新メンバーのテツヤ！！」

『てつや？？？』

聞き慣れた名前に反応すると、恥ずかしそうに「カタカナでテツヤっす！」と笑う

可愛いなあ～！と心底癒される私

そんな私の顔をまじまじと見つめて、テツヤがえへへと笑った

「Aさんって、すごく綺麗な方ですね！」

「「「え？！！？？」」」

「え？」ってハモったトマトクン以外の3人締め出すけど大丈夫？

3人を無視して、テツヤと固く握手をする

『テツヤ、私がぜひ君に編集を教えよう。』

「まじすか！？ありがとうございます！！」

「はじめくんどうしようこの子単純すぎる！」

だいちくんがバタバタと足踏みをしてはじめさんに助けを求める

単純で何が悪いんですか！

『捻くれ者はお黙り、正直者は大好きです』

「Aは可愛いけど綺麗ではないよね」

『あんまり褒められた気はしないけどはじめさん1ポイント！！』

「俺は自慢の編集員だと思うよ、何より可愛いし」

『私もようへいくんの小食なところ可愛いと思いますよ！！』

「えっポイントくれないしディスられたんだけど」

急遽始まった正直者大会(？)でテツヤを含め全員がぶっちゃけを話し出す謎の時間が始まった

「Aは最近ようへいくんと2人で出かけすぎだと思いまーす」

「ちょ、え、そ、そんなことないっすよ！」

『なんで否定するのこの慶応ボーイ！泣いた！！』

「ち、ちがっ」

『はじめさん！お給料あげてください！！』

「最近泊まってやらないから残業代出てないだけです！」

不満大会へと化した。

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