FiELD 畑での1日［2］ (ページ17)

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060 クズ男ドッキリ(3) ﾘｸｴｽﾄページ17

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年上であるようへいくんに綺麗なビンタを交わしたたなっち

呆然としたまま彼を凝視すると黙ったまま床を見ている

さすがに先輩だからか遠慮したらしく、いい音はしたけどそこまで痛そうではない

『ようへいくん！大丈夫ですか！？』

「あ…うん、びっくりしたけど大丈夫」

今までここにはじめさんが住み始めてから何年もHAPにいるけど

ここまで重い空気は始めてなんじゃないかってくらいひどい雰囲気

そんな空気の中、はじめさんが声を出す

「とりあえず、さ。ようへいくんとAちゃんはもう少し時間をかけて話し合った方がいいよ

このままじゃ畑の動画なんて絶対撮れない」

少し怒り気味のはじめさんとようへいくんを交互に見る

ともたかもけんすけもだいちくんも泣きそうなのか怒りそうなのかよくわからない表情でいる

ちょ！！先生！！いつネタバラシするの！！？

目で訴えるとせーのと急に口パクで返ってきたので慌ててネタバラシ

「『ドッキリ…でーす…』」

「…は！？」

「え、え？」

「実は、またドッキリでした…いやほんとにすいません…

みんながどれほどAちゃんのこと大切に想ってるのかがすごい伝わったドッキリでしたね…」

あははは、と苦笑いするようへいくんがこの後全員に締められたのは言うまでもない。

本当にドッキリなのかめっちゃ問い詰められたし

嘘って言ったのに産婦人科に強制連行されそうになった

こんなドッキリするもんじゃねぇ…

おまけ

「ようへいくん本当にごめんなさい！！！俺ビンタしちゃって…！」

「いやいや、これは俺が悪いでしょ。神経すり減らすドッキリしてごめんね」

「…で、付き合ってるんですか？」

「うん」

「はぁ！！？」

「あはははっ、嘘っすよ！Aちゃんのことになるとたなっちは本当に過保護なんだから」

「もうようへいくんとは口ききません」

「ごめんなさい」

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