踏み出す ページ18
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桜が舞っていた季節は変わらず、年数だけ過ぎた。
私を真っ直ぐ見るマサイは、もうすっかり大人になった。
マサイが言った通り、本当にモトキは帰ってきた。
でも、会っていなかったからか、あの時のことがあったからか、私とは少しだけ距離を置いていた。
決して仲が悪い訳ではない。
二人きりでも話せるようになった。
マサイ「もう、離れるのは嫌でしょ？」
『嫌、だけど……。』
マサイ「だから、忘れろって。前に進むって約束したじゃん。」
『っした。……どうすればいいのかな。』
マサイ「まずは、俺と付き合ってないことを証明しないとな。」
『モトキ以外に勘違いしてるメンバーいるの？』
マサイ「……ンダホも。」
ンダホもかいな。
ンダホはいい意味で優しすぎるっていうか。
深く考えちゃうとこがあるんだよね。
マサイ「モトキが合図を見たって。」
『合図……。』
マサイ「傍から見たら怪しいからな。」
嫌なことがあったら、包み隠さず言う。
モトキのことがあってから合図を決めた。
お互いに何かあったらわかるから、幼馴染だからこそできるもの。
嫌なことがあったと感じた方はあった方の肩に手を置き、置かれた方は置いた方の目を見る。
『でも、言ったところで……。』
マサイ「…大丈夫。信じてくれる。」
ほら行くぞ、とわけも分からず手を引っ張られた。
『えっ、どこ行くの！』
マサイ「俺ん家。まだ、いるから。」
部屋着だし、スッピンなんだけど……。
春だから、大丈夫だと思ってたけど外に出ると結構寒いな…。
私の家とマサイの家は隣同士なので、歩いて五秒だ。
マサイ「…これで、元に戻ればいいけど。」
『…ん？なんか言った？』
マサイ「いや、なんでもない。」
小さな声でなにか言ってたけど、聞こえなかった。
マサイの家に着いて、ドアに手をかける。
ガチャ。
私は一歩踏み出した。
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リス\(~∀~)/(プロフ) - 最初の所(文章)がボカロ曲のヒバナみたいだけど好きだよ♪ (2019年4月7日 12時) (
レス) id: ac82e2e5a5 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ子(プロフ) - 小町屋さん» コメントありがとうございます！お楽しみいただけるように頑張ります！ (2018年1月22日 7時) (レス) id: 7373f4f27f (このIDを非表示/違反報告)
小町屋(プロフ) - やばい続きが気になる。更新頑張ってください(*^ω^*) (2018年1月21日 0時) (レス) id: 40b138f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ子(プロフ) - 夜叉月さん» ただ、ひたすらに自分が言われたいことを言ってもらってます。笑 ありがとうございます！頑張ります！ (2018年1月16日 23時) (レス) id: 7373f4f27f (このIDを非表示/違反報告)
夜叉月(プロフ) - 俺は嫌じゃ無いけどね。って言われてみたいですね！リクについては書かなくても大丈夫です。本編の方が楽しみなので！ (2018年1月15日 22時) (レス) id: f9d0823dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ子 | 作成日時：2017年12月27日 11時
