【刀剣乱舞】粟田口唯一の刀剣女士～孤独の戦い～ (ページ4)

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第3話ページ4

今日の午後、新しい審神者がやって来る。

みんな新しい審神者を歓迎しようと、いろんな準備を始めている。

燭台切さんと歌仙さんは、料理を。

僕以外の短刀達は、部屋の飾り付けを。

三日月さんと鶯丸さんは、お茶を。

僕は...僕といち兄は、主君のお墓参りに。

鳥丸「主君。今日新しい審神者が来ます。」

話しかけても、返事は返ってこない。

鳥丸「新しい審神者が、主君になったらなかなか会いに来れないと思うので、今日参りました。あと...」

一番自分が後悔していること

そっと、あるものを置いた。

鳥丸「゛桜゛。主君が見たがっていた。遅くなってしまってすみませんでした。」

そう゛桜゛主君と約束していた。あの゛桜゛

鳥丸「もっと一緒にいたかった、なんて今更遅いですよね。エヘヘ」

一期「鳥丸...」

鳥丸「...主君！見ていてください！きっと誉をたくさん取って次の主君とも仲良くなって見せます！」

だから…だからこれだけ忘れないで...！

鳥丸「…ｸﾞｽｯ主君！大好きですよ！」

一期「鳥丸。大丈夫。主殿もきっと見てくださっているよ。」

いち兄が抱きしめてくれた。

僕もそれに甘えて、いち兄の胸の中で泣いた。

一期「さぁ、帰ろうか。鳥丸。」

鳥丸「ｸﾞｽｯ...はい！」

それから、手を繋いで帰りの道を歩いた。

主『ふふふふ。鳥丸、頑張ってね。』

そんな声が、どこかから聞こえた気がした。