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重「オカンが亡くなってからでも、
オトンは食堂を続けた。
姉ちゃんも高校卒業した後、どっかの会社に就職もせず、大学もいかんまま食堂で働き始めた。
当時反抗期に入ったばっかの俺は姉ちゃんにめちゃくちゃ迷惑かけてしもうた。
何回も怒られたし、頭も叩かれたけど、
姉ちゃんはいつも俺を支えてくれて、
高校卒業後、将来どうするかわからへん俺に
とりあえず大学に行って色々経験してこいって言って背中を押してくれた。」
重「まだ、、、
全然恩返しできてへんのに、
これから幸せになって欲しかったんに、、
あいつまで消えてってくんやもん、、、、」
上を向いたままの俺の顔に
ぽろんって
涙が流れてった。
重「もう俺、疲れた
疲れた、桜庭さん
逃げとるばっかりの自分が嫌や。
大切な人がおらんくなるのが嫌や。
どうしたらいいん、俺は？」
、
、
桜庭さんは少し黙ってから、話し始めた。
『記憶がなかったあの四日間にね、
私、
一回、
軽い気持ちでね、
自 殺したら、何も怖くなくなるかなぁって思ったことあるの。
もちろん、そんなこと軽い気持ちでも絶対考えたらあかんことやで？
でも、
大切なことを忘れるって
多分重岡くんが考えているよりはるかに怖いことやで。
すごく怖いし、寂しいの。
世界で一人取り残された感じ。
だから、四日目の夜、私が入院していた病院の屋上に行ってね、
階段から出てくるドアのすぐ外までは行けたの。
でもそこでね、
私、顔をあげたら、
星が見えちゃったの。
生きてきた中で見た一番きれいな星空。
それを見て、
私思い出しちゃったんだ。
いつか、お父さんが教えてくれたこと。
知ってる？
人間ってね、
星屑でできてるんだよ。
人間だけじゃない、
生き物全部。
アメリカのカールセーガン博士がね、こう言ってたの、
「水素を別にすれば、人体を作っているすべての原子は、
血の中の鉄にしろ、
骨をつくるカルシウムにしろ、
脳の中の炭素にしろ、
何千光年もかなたの赤色巨星のなかで、何億年も昔に作られたものなのだ。
『我々は星屑でできている』
というのは、私のお気に入りのセリフである。」』
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鳥(プロフ) - rinri1005さん» rinri1005さん、コメントありがとうございます！どうなるかわからないですが、挑戦してみます！ (2017年12月30日 22時) (
レス) id: 5fd9b08496 (このIDを非表示/違反報告)
rinri1005(プロフ) - 英語が苦手なのでぜひしていただきたいです！ (2017年12月29日 23時) (レス) id: 0d7ca82480 (このIDを非表示/違反報告)
鳥(プロフ) - hinaさん» 初コメ嬉しいです！頑張ります！ (2017年12月19日 20時) (レス) id: 5fd9b08496 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - メッセージありがとうございます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年12月19日 20時) (レス) id: 2e7b7af78f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳥 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=kawaieri612
作成日時：2017年12月9日 8時
