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「次の方、どうぞ」
目の前におるのは最近ニュースでよく見る日本代表の新メンバー、菅原選手。
やっぱりサッカー選手はやけとんなぁ。
俺も中学んときサッカー部入っとったけど、高校生になってからはあんま興味ないと決断してずっと帰宅部やった。
菅「初めまして、菅原文人です。」
重「重岡大毅です。日本代表、おめでとうございます。」
菅「ありがとうございます。重岡さんでいいですか？」
＿菅原選手は真っ白なサイン用色紙に黒いペンで書き始めようとしてた。
重「あっ！いや、俺じゃなくって、あの、その、望に書いていただけますか？」
菅「望？」
重「はい、希望のぼうの望です。」
菅「弟さんですか？」
重「知り合いの弟です。中学生なんすけど、サッカーやっとって。」
菅「へー、優しいですね。」
重「いやいや、」
菅「望くんの誕生日なんですか？」
重「いえ、昨日、試合で２点も入れたらしく、その、ご褒美っていうか、、」
＿しゃしゃって慣れた手つきで彼はサインを書いてくれた。
菅「はい、喜んでもらうとええですね。」
重「ありがとうございます。頑張ってください。」
’
『あ！重岡くん！ここです！』
出てきたら、人混みの中「こっちこっち」って手を振りながらぴょんぴょん跳ねとる彼女の元に戻った。
『どうでした？菅原選手？かっこよかったですか？』
重「別に。めっちゃ肌が焼けとった。」
『そりゃそうですよ、サッカー選手なんですから。』
重「はい。」
彼女のサイン用色紙を渡したら、びっくりした顔で俺を見てきた。
『えっ。これ…望って…』
重「これやったらめっちゃ喜ぶんちゃうん？プレゼント。」
『でも、重岡くんが当ったくじじゃないですか。そんな、』
重「プレゼント買うの助けてほしかったんやろ？
もうサインしてもうたんやし、受け取って。
俺、そんなサッカーに興味ないから。」
『…ありがとうございます。』
サインを返そうとしてた彼女がそっとやめて、黙り込んだ。
お店から出ても、何も喋らんままショッピングモールを出た。
重「…マジで大丈夫やから。そんな落ち込むなよ。」
『…だって…重岡くんに助けられてばっかりやもん。全然お礼とかできてないですし、、』
重「昼奢ってくれたやん。」
『それとこれのスケールは違いますやん！』
重「もうええって。気にしやんといて。なっ？」
やば。
まだ納得してない彼女の顔もちょっと可愛い。
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鳥(プロフ) - rinri1005さん» rinri1005さん、コメントありがとうございます！どうなるかわからないですが、挑戦してみます！ (2017年12月30日 22時) (
レス) id: 5fd9b08496 (このIDを非表示/違反報告)
rinri1005(プロフ) - 英語が苦手なのでぜひしていただきたいです！ (2017年12月29日 23時) (レス) id: 0d7ca82480 (このIDを非表示/違反報告)
鳥(プロフ) - hinaさん» 初コメ嬉しいです！頑張ります！ (2017年12月19日 20時) (レス) id: 5fd9b08496 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - メッセージありがとうございます！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年12月19日 20時) (レス) id: 2e7b7af78f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳥 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=kawaieri612
作成日時：2017年12月9日 8時
