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振り向けばいた。






一昨日、飛行機乗る前にパスポートを失くしたアホが。






ほんまにまた会った。







『重岡くんであってますよね?』




重「あ、はい。なんで、、、」




彼女は俺に近寄ってきた。

今日は長い髪を二つの三つ編みに結んどって、歩いとるときにゆらゆらと揺れる。


背中にはでっかい水色のリュックを背負っとって、周りの高級ハンドバッグなんかもっとるおしゃれ女子大生の中では結構目立っとった。なんか、見比べたら、彼女が幼くって純粋に見える。せやからアホのイメージがよく合うんかな。



俺の目の前にたどり着いたら、笑顔で話し始めた。


『私のこと覚えてます?』


重「パスポートの、」


『そうです!』


重「なんで俺の名前知っとんの?」


『大学で見かけたことがあったんです。それに、教育学部の女子の間では理学部に笑顔が素敵なイケメンがおるって噂になってましたから、よく重岡って名前が聞こえてたんです。まぁ、顔と名前が一致したのはつい最近なんですけど。』



重「へぇ。」




噂にされとるとは知らんかった。

理学部になんかあんま女子はおらんし、話しかけられてもいつも知り合いの藤井っていうやつのことを聞かれた。




『あ!そうや!お礼!なんか欲しいものないですか?』


重「自分が考えとくって言ってなかったっけ?」


『いやー、あの後考えたんですけど、なかなか重岡くんの好きそうなものが思いつかへんくって。』



どうしよっかなぁ、て彼女が言ってたら、俺のお腹が限界を感じてギュルギュルと鳴った。



『ふふ、ご飯食べに行きましょうか?私がおごります!』



俺が恥ずかしがっとる中そんな提案をしてきた。






でもめっちゃ腹減っとるし、おごるって言うてくれとるんやから、、、







『すごく美味しいラーメン屋さん知っとるんですよ。人生で一回は絶対食べた方がいいとんこつ醤油ラーメンがあるんです。行きましょ?』




彼女は俺が今着とる神ちゃんから借りたパーカーの袖をちょんちょんと引っ張ってくる。






それに頷いてついて行くと彼女がくすりと笑って二人で大学を後にした。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - rinri1005さん» rinri1005さん、コメントありがとうございます!どうなるかわからないですが、挑戦してみます! (2017年12月30日 22時) (レス) id: 5fd9b08496 (このIDを非表示/違反報告)
rinri1005(プロフ) - 英語が苦手なのでぜひしていただきたいです! (2017年12月29日 23時) (レス) id: 0d7ca82480 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - hinaさん» 初コメ嬉しいです!頑張ります! (2017年12月19日 20時) (レス) id: 5fd9b08496 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - メッセージありがとうございます!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年12月19日 20時) (レス) id: 2e7b7af78f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=kawaieri612  
作成日時:2017年12月9日 8時

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