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そうして彼は私の薬指に、ちゅ、と軽くキスをする。
「...返事は?」
『えっと...こちらこそ、お願いします。』
小声でそう言った途端、強く抱き寄せられる。
ふぉいくんの香りで頭がいっぱいになる。
しあわせだなぁ、わたし
「よっしゃぁぁぁ! 社長に電話しよ!!」
そう言って、彼は玄関へと走っていく。
ぽかんとする私を、1人ソファに残したまま
『...はは、マジか、』
薬指の冷たい存在を、もう一度見つめる。
それは、まるで恋の魔法にかけられたように、不思議な水色の光を放っていた。
けれど、魔法とも夢とも違って、瞬きしても消えない。確かにそこにある。
「...ん、どうした?そんな見てから」
『え〜? いやぁ、夢みたいだなって、』
「夢じゃない、現実て」
『分かってるよ.....いとほ、』
「んあ?」
騒がしくスキップをしていた彼が、名を呼ばれて振り向く。
『大好き』
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はな(プロフ) - ゆりりんさん» こちらこそありがとうございます!どんどん騒いじゃってください笑これからもよろしくお願いします(;_;) (2019年10月29日 16時) (レス) id: dc8bc131de (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - ありがとうございます!!騒いでしまいました(笑)(笑) これからも、更新ガンバって下さい! (2019年10月26日 23時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - 生理ネタ、書いてほしいです!! (2019年7月27日 0時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!これからもがんばって書いていくので、よろしくお願いします! (2019年2月18日 17時) (レス) id: e48151f9dc (このIDを非表示/違反報告)
あお - 終わり方すごすぎ!まるのめっ↑ちゃキュンキュンしたんだけど マジこの作品好きだわー (2019年2月15日 19時) (レス) id: 66f0193b88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はな | 作成日時:2019年2月2日 18時