* ページ31
無理やり休まされて椅子に座っているものの、やっぱり心配になり、キッチンから聞こえてくる声に耳を傾ける。
社「入れるよ?入れるよ?」
ま「いいけん、はよ、あ、投げちゃだ...」
パチーン!
社「あっっっっつぅ!!」
ま「あぁぁぁ!ほらぁ!あっつぅ!」
...大丈夫かな。
ー30分経過ー
社「テレテンテンテンテンテーン、テンテンテンテンテンテン、テレテンテンテンテンテーン、テンテンテンテンテンテン♪」
『おぉ〜』
ま「社長のせいで火傷したし」
社「俺半袖ぞ!熱かったわぁ...」
社長が腕をさすりながら言う。
投げたんだろうなぁ、コロッケ。
社「A!食べてみて」
『じゃあ、いただきます!』
揚げたてのコロッケを1口かじる。
『ん、おいしい!』
社「まじ!」
『ほんと、初めてなのにすごい!』
社「いやでも、これも全部Aのおかげよ」
『いやいや、私はただ指示しただけだし、作ったのは社長ですよ!』
社長が嬉しそうに笑う。
ま「俺も食べよ」
ふ「俺も〜」
「ただいま〜」
声が聞こえて振り向く。
『銀ちゃん、おかえり!』
銀「ただいま〜!あ!これ!」
『うん、揚げたてだよ』
銀「食べる!」
銀ちゃんが嬉しそうにコロッケをほお張る。
美味しそうに食べるなぁ。
ふ「やばい、揚げたてやばい」
ま「うま」
まるふぉいが2個目に入る。
『やけどせんでよ!』
社「あっつ!!」
『ほらぁ!』
横でじゃがいもを吹き出した社長にティッシュを渡す。
『脇とチバくんの分もとっとってね!』
銀「はーい」
フライパンを洗いに、キッチンに向かう。
7時半、もうそろそろ帰ってくるはず。
.
.
.
「ただいま〜」
声が聞こえてスマホから顔を上げる。
『チバくん、おかえり!』
チ「ただいま〜、あれ、みんないるの?」
『うん、もうご飯食べたよ』
レンジでコロッケをチンして、皿に載せる。
チ「わー、美味しそ」
『これ社長が作ったんよ』
チ「はぁ!?」
そう言った途端、彼は訝しげな表情でそれを見つめた。
チ「何も入ってないよね?」
『うん、私も一緒にしたけん大丈夫』
ふと、残りの4人が気になって、天井を見つめる。社長の部屋に行ったらしい4人はギャーギャー何やら騒いでいた。
.
.
その後、チバくんは仕事がある、と言って2階に行ってしまった。
あ、多分これふぉいくんに捕まったな。
時計を眺める。
9時半、遅いなあ、わき。
291人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - ゆりりんさん» こちらこそありがとうございます!どんどん騒いじゃってください笑これからもよろしくお願いします(;_;) (2019年10月29日 16時) (レス) id: dc8bc131de (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - ありがとうございます!!騒いでしまいました(笑)(笑) これからも、更新ガンバって下さい! (2019年10月26日 23時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - 生理ネタ、書いてほしいです!! (2019年7月27日 0時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!これからもがんばって書いていくので、よろしくお願いします! (2019年2月18日 17時) (レス) id: e48151f9dc (このIDを非表示/違反報告)
あお - 終わり方すごすぎ!まるのめっ↑ちゃキュンキュンしたんだけど マジこの作品好きだわー (2019年2月15日 19時) (レス) id: 66f0193b88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はな | 作成日時:2019年2月2日 18時