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次は...まるくん

ノックをして声をかける。

『まるくん、入るよ』

返事はない。

ゆっくりとドアを開けると、そこには誰もいない、暗い部屋が広がっていた。
カーテンと窓を開けて、掃除機をかける。

まるくんの部屋は少しごちゃごちゃしてるけど、まぁ掃除機かけやすい方だ。
社長とチバくんの部屋は、機材とかあって、かける時はいつも緊張する。
まぁ、しょうがないのだけれど。

掃除機のスイッチを止めた後、ゴミ箱を回収する。そして、窓を閉める。
これで工程は完了、とため息を着いた時、2人の少女が目に入る。

『あ、』

可愛らしい少女2人を手に取り、じっと見つめる。

『レムちゃん、ラムちゃん』

青い髪と赤い髪の2人はとっても可愛い。
服もいっぱいレースが着いていて、1度は着てみたいなぁ、なんて考える。

『レムは、スバルくんを愛しています。』

お?
今の、なかなか似てたんじゃない?

『ラムの得意料理はふかし芋よ』

似てるくない!?

『ねぇ、聞いて!レムちゃん、ラムちゃん。さっきね、銀ちゃんAV開いたまま寝とったんよ!どう思う!?』
『それは、大変でしたね』
『そういうものはきちんと閉じておくべきだとラムは思うわ』
『でしょ!やっぱ...』
ま「なにやってんの?」

背後から声が聞こえて、ビクゥと肩が揺れる。
恐る恐る振り向くと、そこにはニヤニヤした顔のまるくんがいた。

『...いつから』
ま「えーっと、スバルくんを愛しています、くらいかな。」
『全部じゃん!』

まるくんがニヤニヤして私を見る。

『マジで恥ずかしい...』

思わず顔を抑える。
これは恥ずかしすぎる。

ま「でも、ちょっと似とったよ」
『ほんと!?』

そう言われると、少し嬉しい。

ま「ねぇ、俺になんか言ってよ」
『なにを?』
ま「レムラムの声で、はい、」
『やだよ』
ま「あー、じゃあ社長に言おー、社長〜!」
『あーーーー!言うよ!言えばいいんでしょ!?』

大声を上げて社長を呼ぼうとする彼を必死に止める。

"Aがまるの部屋で、フィギュア持って会話してました"なんて、恥ずかしいことバラされてたまるか!

『...なんて言えばいいの』
ま「じゃあ、Aは、まるくんのことを愛しています、で!」

コイツゥ...

手に握っていたフィギュアを置き、背筋を伸ばす。やるからには、レムちゃんらしく...


『Aは、まるくんのことを、愛しています。』

*→←男部屋のお掃除事情



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はな(プロフ) - ゆりりんさん» こちらこそありがとうございます!どんどん騒いじゃってください笑これからもよろしくお願いします(;_;) (2019年10月29日 16時) (レス) id: dc8bc131de (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - ありがとうございます!!騒いでしまいました(笑)(笑) これからも、更新ガンバって下さい! (2019年10月26日 23時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん - 生理ネタ、書いてほしいです!! (2019年7月27日 0時) (レス) id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!これからもがんばって書いていくので、よろしくお願いします! (2019年2月18日 17時) (レス) id: e48151f9dc (このIDを非表示/違反報告)
あお - 終わり方すごすぎ!まるのめっ↑ちゃキュンキュンしたんだけど マジこの作品好きだわー (2019年2月15日 19時) (レス) id: 66f0193b88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年2月2日 18時

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