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223#桜吹雪と二人 ページ32

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桜が咲いた、本丸の庭。

桜の木の下で語り合う二人。



審神者・守篠祈与

刀剣女士、姫鶴一文字・A




『此処まで、長かったですね』


「あぁ」


『刀剣である私でさえ、そう感じたんです。

 祈与様なんて、もっとでしょう?』


「すごく、長かったようで短かった」


『え……?』


「楽しいことは短く感じるものなんだよ」




大きく吹いた桜を纏った風。

祈与はその中で笑った。




『そういうものなのですね……。

 これからも、ずっと一緒ですから。

 もっと沢山祈与様が知っていることを教えて下さいね』


「もちろん」




祈与が立ち上がると、Aも立ち上がり向き直った。




『祈与様』


「ん?」


『幾久しく、貴方の御許(みもと)に』




――END.



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――#越前国921番 事後調査報告書→←222#所有物と目覚



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設定タグ:刀剣乱舞 , 姫鶴一文字 , 一期一振   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:久遠深ヶ | 作成日時:2017年1月15日 17時

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