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60話 ページ20

貴方side



『寝てもいいけど起きてよ。』



降谷「どっちだ。」



だって、ねぇ
奥の部屋に入ったら横になって寝てる
ナタリーさんがいたんだもん。



『伊達を呼んでこよう。』



伊達「呼んだか?」←



『ぴゃっほぃ』←



降谷「なんだその声。」



うん、自分でも変な声出た自覚ある。
でもね後ろから唐突に声掛けられてみろ、驚くからな。



『ナタリーさん寝ちゃった。
多分夜通しの仕事だから疲れちゃったのかも
僕が代わりにやっとくから側にいてあげてね。』



告げるだけ告げて外に出る
手には箒。掃き掃除の時間ですから。



クイッ



『ん?』



落ち葉を集めていると不意に誰かが僕の袖口を引っ張った。

身長からして子供かな?もしかして迷子か?
毎年いるんだよねこの人ごみのせいで迷子になる子供。



『どうしたの?』



?「おとうさんとおかあさんときたけど、
いつのまにか、はぐれちゃったの…」



しゃがんで目線を合わせれば女の子と男の子が一人ずつ
女の子は私の袖と男の子の手を離さない。



?「だいじょうぶだって!
おれが、おまえのとうちゃんとかあちゃんを…」



?「でも!みつからなかっ…ぐすっ」



女の子は寂しくなったのか怖くなったのか
ぽろぽろと大きな目から涙がこぼれ落ちてくる。



?「なくなよ!なくなってぇ…ひぐっ」



そのうち男の子まで釣られて泣き出してしまった



『よく頑張ったね。
大丈夫だよ、だから泣かないで。

…先ずは、君達のお名前を聞かせて?』



?「もうりらん。」



?「くどうしんいち。」



…聞いたことある名前。
もしかしてベルさんがいっていた
"シルバーブレッド"と"エンジェル"?



『そっか、君達が…』



新一「お姉さん、どうかした?」



『んーん、なんでもないよ。

らんちゃんと、しんいちくんね。
じゃあ、お姉さんと一緒に社務所に行こうか。』



蘭、新一「「うん」」



二人の手を引いて社務所に行くと
寝ていたナタリーさんは起きていた。



『おはよう…って言っても暗いけどよく寝れた?』



ナタリー「ええ。でもごめんなさい、寝てしまって…」



しゅんとしたような顔をするナタリーさん。



伊達「迷子か?」



『そ。だから掃き掃除の続き頼んでいい?』



"任せろ"っていいながら箒をもって部屋を出る伊達。男前だ。



_________

ごめんね。ちょっとスランプ中なの(by作者)
復活するまでもう少し待ってて。

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スコッチ - いいかのしれません (2020年6月3日 9時) (レス) id: 181466fbb4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - スコッチさん» いいですねー!いっそのこと伊達さんを除く全ルート作っちゃいますか! (2020年5月29日 8時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
スコッチ - オチは諸伏景光がいいです (2020年5月28日 23時) (レス) id: 38b46500a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - NaNa.さん» ありがとうございます!そう言っていただけてすごく嬉しいです!おかげで頑張れそうです(*‘ω‘ *) (2020年5月27日 15時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
NaNa.(プロフ) - ぽこぽんさん» コメントの返信ありがとうございます!了解いたしました!もう一度前のお話を読みながら楽しみに待っております!これからも頑張って下さい! (2020年5月27日 14時) (レス) id: be4bd3f8fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽこぽん | 作成日時:2020年5月12日 19時

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