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51話 ページ11

貴方side



『はぁ、こんな時間に何の用?』



……あれ?これデジャヴ?
なんか前もこんなことなかったっけ?

僕の部屋の扉を叩く音が聞こえて、
読んでいた本を閉じて布団から出た。

時間はもう12時を越える
さっき見回りの先生をベッドの上で
寝てると騙したところ。

こんな時間に一体誰?そう思いながら扉を開けた

そこには



諸伏「もう、なんで寝てないの?
こんな時間に来たのも悪いけどさー。」



萩原「こんばんは、柚月ちゃん」



『何でお前らがいるんだよ』



景光と萩原を先頭に零と松田が部屋の前にいた
皆してなにしに来たのよ。



降谷「すまない、きちんと説明するから
とりあえず部屋にいれてくれないか?」



松田「廊下寒いんだよ。」



そんな願いを口にする零をみて
しぶしぶ扉を開けて彼等を招く



諸伏「あったかーい。」



『今日は一段と寒いもんね。』



冬真っ只中で今日は特に寒い。
外をみれば雪が降っているから当たり前だけど。

クリスマスも終わったし、
今日は特になにも用事がないはず。



ということで、最初の質問である。



松田「もうすぐ冬の長期休みだろ?

初詣行きてぇんだけど、俺らの家から行くと遠い
からお前の家行こうって話しになってよ。」



降谷「柚の家に行ったとき近くにあった神社。
あれ、結構有名なところだろう?
だからそこに行こうと思ってな。」



あ、あそこか。
確かに有名だもんなぁ

毎年初詣客が沢山いるけど、
僕はそれどころじゃないから特に気にしてなかった。



『別にいいけど…

ところで伊達は?
この前は伊達も来ていたはずだけど』



萩原「伊達は彼女とデートだって」



『なる。

家の場所は知ってるでしょ?
今度は迎えに行かないから自力で来てね。』



もうあんな近所のおばさん達に
質問攻めにされるのはこりごりだ。



諸、萩、降、松「「「「うん。/おう。」」」」



『はい。じゃあ、帰った帰った。
寒いんだから風邪引かないうちに帰りなよ。

そろそろ僕も寝ようと思ってたし、おやすみ。』



わたわたと皆を追い出して布団にもぐる



『うぅ、寒っ』



布団からでて少し経ってしまったからか
少し冷たくなっていて身震いをした。



ピコンッ



携帯の着信音。
手探りで携帯を探してメールを開けば
送り主はベルさん。



"卒業したら連絡頂戴。"



"勿論。"とだけ返して布団にもぐった
卒業まであと少し。



『…そろそろかな。』

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スコッチ - いいかのしれません (2020年6月3日 9時) (レス) id: 181466fbb4 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - スコッチさん» いいですねー!いっそのこと伊達さんを除く全ルート作っちゃいますか! (2020年5月29日 8時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
スコッチ - オチは諸伏景光がいいです (2020年5月28日 23時) (レス) id: 38b46500a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽこぽん(プロフ) - NaNa.さん» ありがとうございます!そう言っていただけてすごく嬉しいです!おかげで頑張れそうです(*‘ω‘ *) (2020年5月27日 15時) (レス) id: b37f06fbda (このIDを非表示/違反報告)
NaNa.(プロフ) - ぽこぽんさん» コメントの返信ありがとうございます!了解いたしました!もう一度前のお話を読みながら楽しみに待っております!これからも頑張って下さい! (2020年5月27日 14時) (レス) id: be4bd3f8fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽこぽん | 作成日時:2020年5月12日 19時

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