秋の似合うヴァーチェ ページ6
とりあえず島に無事上陸した私は、出会って早々 馴れ馴れしい少年に名前を聞いてみた
…ってか、上陸した時にザクって音がしたよ！！
すごいよ、この落ち葉と落ちた紅葉の数！
ヴァーチェ「ん〜僕〜？僕は、ヴァーチェ。改めてよろしく」
へぇー、ヴァーチェさんか
これって私も名乗っといた方がいいよね
どうせこれもヴァーチェさんには丸見えなんだろうし…
『私は、ファイバー Ｄ Aです。こちらこそ よろしくお願いします』
ヴァーチェ「はいはーい、Aちゃんね。なかなか行儀がなってるねぇ、感心 感心…。
とりあえず、僕の家来てくれるかな？」
『え…』
紅葉をバックに、いかにも秋らしい 柔らかい笑みを浮かべながら、少年…もといヴァーチェさんが意味深なことを言い出した
何この人、誘拐犯？通り魔？
危険過ぎるでしょ…、会ったばかりの(見た目だけ)少女を自分の家に呼ぶとか…
どういう神経してんの、引くわぁ
ヴァーチェ「ちょっとちょっと！違うよ 誤解だよ！
僕は君の事について真面目な話をしようとしたの！酷いよ！」
『そんなムキにならないでください。
それで？真面目な話とは？』
ヴァーチェ「…僕の家についてからね」
『そういう発言が誤解を招くんですよ』
ヴァーチェ「えっ！？そうなの！」
なんだコイツ、無自覚のロリコンだったか…
しかし無自覚とは恐ろしいな
この容姿だ、下手すれば本当に女の子がついてくるかもしれない
美形って何でも許されるのね…
『はぁ…』
ヴァーチェ「美形だとか気にしなくていいと思うけどな」
『…女の子はそうもいかないんですよ』
ヴァーチェ「へぇ〜、そういうもんなの」
思わず出たため息
予想通り心を読んだヴァーチェさん
性別が男か女かで、ここまで考えが違うと…何か人種そのものが違うみたいだね
ヴァーチェさんと歩くレッドカーペットが島一面に敷かれた道を、どうでもいい事を考えながら歩く
そんな自分にも呆れて零れたため息は、深い
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ヴァーチェ「ここが僕の家！どう？」
『おぉ』
綺麗な暖色系に包まれた二階建ての家は、オシャレで可愛らしかった
いいな、こんな家
ヴァーチェ「でしょでしょ？僕も一目で気に入っちゃってさ〜」
『これは確かに気に入りますね…』
これは私も気に入るよ
ヴァーチェ「だよね。さ、中へどうぞ」
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蒼海(プロフ) - すごく気になります！！！更新頑張ってください！応援しています！！ (2021年12月25日 23時) (
レス) id: 34a1071b4a (このIDを非表示/違反報告)
にゃあ - 凄く気になる所で終わった！このままにしたら許しませんよ！！ (2020年9月12日 11時) (レス) id: 91b3f57d74 (このIDを非表示/違反報告)
雪夜乱気(プロフ) - 気になるー更新待ってます (2019年9月12日 13時) (レス) id: 6c646fcda2 (このIDを非表示/違反報告)
チイナ - とても面白いです！続きが気になるので更新待ってます！頑張ってください！ (2019年1月4日 7時) (レス) id: f759a37db1 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年12月5日 21時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍ノ茶 | 作成日時：2016年10月22日 20時
