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臣side
次の日放課後にまたダンスの練習があった。
昨日のAはぎこちなくてすこし可愛らしいかった。
でも、今日見ると完璧になっていた。
また一人で努力したんだなぁ…
すぐに一人でやっちゃう
もっと俺を頼ってくれよ。
…
体育祭から始まり文化祭が終わった。
Aはとびきりの笑顔で楽しんでいた。
隆｢ほんっとAしかみてねぇな(笑)｣
｢俺があいつを守ってやらねぇと…。｣
隆二｢…。
で、どぉすんの、夜行くの？｣
ニヤニヤしながら隆二はこっちを向いた。
文化祭の夜、屋上で好きな子に告ったら上手くいくとかいかないとか…。
普段は屋上に行けないのだか、今日だけは行けるらしい。
学校ではその裏イベント的なことで持ちきりだ。
臣｢うーん…。｣
隆｢え？行かないの！？
臣って、ほんとAの時だけシャイになるよな(笑)
他の女にはゴイゴイいくのに(笑)｣
｢うるせぇー。｣
からかう隆二。
でも図星。
あいつだけはいい加減な気持ちで接したくはないんだ。
隆二｢…守ってやりたいんだろ？｣
遂さっきまで笑っていた隆二が真剣な顔でいう。
隆｢誰かに取られたらどうすんの。｣
｢いや。絶対無理。｣
そんなの許せない。
俺のAなんだ。
隆｢だったら答え出てるじゃん(笑)｣
そうだな、そうだよな。
｢ありがとう隆二。｣
いつも隆二に背中を押されなきゃ行動できない俺。
だめだな…って思いながらいつも頼ってしまう。
隆｢カッコイイセリフで落としちまえ(笑)
得意なんだから、そーゆーのん。(笑)｣
｢いっつも一言余計だよ(笑)｣
…
日が傾き、生徒が片付けをはじめた。
俺はまたAを目で追っていた。
いいよいいよ！やっとくから！
私これくらいしか出来ないし！
そうやって全て自分でやろうとする。
そーぉ？ありがとうー。
いやいや、任せるか普通。
女｢あの…登坂くん///｣
女の子に話しかけられた。
この前クッキーもらったこ。
｢ん？｣
女｢あの…この後って空いてますか？｣
屋上か…。
臣｢ごめん、無理だわー｣
女｢あ、そうですか…、すみません！
では！｣
すると女の子は走っていった。
そして振り返るとAの姿はなかった。
…
廊下を見ると重たそうな荷物を抱え、歩いていた。
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KOKOA(プロフ) - ずっと泣いてました（特に最後）でも、とてもいい話でした！！この話が読めて良かったです。 (2020年4月26日 0時) (
レス) id: 9f773ee728 (このIDを非表示/違反報告)
チャンス - 泣きましたー涙 良いお話 (2016年8月11日 10時) (レス) id: 2adc552334 (このIDを非表示/違反報告)
O_OF0820(プロフ) - はるさん» ありがとうございますT^T凄く嬉しいです！！新作もあるので見てくださいね！！ (2016年1月26日 17時) (レス) id: 9298226684 (このIDを非表示/違反報告)
はる - めっちゃ感動しました(泣) (2016年1月26日 16時) (携帯から) (レス) id: dbdfd40753 (このIDを非表示/違反報告)
にのみぃ - 最高です。泣きました(；´Д`A (2015年4月12日 17時) (レス) id: 3ea43ec661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太陽 | 作成日時：2015年2月2日 13時
