10:抱え込むのはやめましょう ページ12
「「おかーさん！」」
「どうしたの？」
たったか走って現世のお母様にダイブ。極上の柔肌で心地いいですゲヘヘ。あとお胸が割と…ゲフンゲフン。
「「これあげる！」」
そう！ 今わたしは純粋なこども！ 心清らかな！ 自他ともに認める
「まあ…！」
そしてお母様も清らかな女神様です本当に。
そんな女神のため、がんばって似顔絵かきました…！ わたしの画力がマジ幼児レベルってわかって悲しくなったけどね！
「Aとかいたよ」
「かいたよ！」
「2人ともありがとう」
あーこれだよこれ！ わたしが求めるほのぼの幸せ轟家…！
(まだ、大丈夫なはず…)
相変わらずおとっつぁんの訓練はキッついし、焦凍にい以外との兄姉とは遊べない。でもこういう幸せ感じることも多いし！ それに、麗しのお母様も最近は落ち着いてる。
(大丈夫、大丈夫)
このまま。
少しずつでいい。ちょっとでいい！ ちょっとだけでも変えられれば、そしたらきっと、おとっつぁんだってもっと早く気づいてくれる。そしたら、そうしたら…
(──────あれ？)
「A！！」
…？ なんだ？ なんで？
「しっかりして！」
なんで、わたしごろ寝しちゃってんの？ え、なにこれ。体が、動かない。
(暑い。寒い)
個性出た時の感覚みたいな。なんだこれ。暑い。寒い。気持ちが悪い。
あ、これ、ヤバい。
A、ぜえぜえって苦しそう。すぐお母さんとお医者さんにいったけど、今は腕に注射みたいのさして、お薬をいれてもらってる。
「A…」
お医者さんは、Aはちょっと疲れちゃったんだよって言ってた。でも…ちょっとなんかじゃない。いっぱい、いっぱい疲れてたんだ。
(お父さんのせいだ…)
毎日毎日、痛いことをいっぱいする。だから僕とAはたくさん怪我をする。
お医者さんだって、Aの体見て変な顔してた。それから何か、お母さんとお話してた。
「A、ごめん…」
僕が弱いから。僕が、お父さんからAを守ってあげられなかったから。
ごめんね。ごめんね。僕、Aのお兄ちゃんなのに。
「焦凍」
「！ おかあさん…おはなし、おわったの？」
「ええ。こんなに泣いて…大丈夫。Aはすぐ良くなるわ」
お母さんだって、泣きそうな顔してる。
(ねえ、A)
Aは、お父さんが好きって言ったけど。
Aが好きなものは、僕も好きでいたいけど。
(ぼくは…)
お父さんのこと、好きじゃ、ないよ。
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リン - 夜分失礼します！轟くんと同じ顔でテンション高いって最高見てみたいです^^ 作者さん、更新してください！orz (2020年2月1日 19時) (
レス) id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 夢桜さん» コメントありがとうございます！テンション高いです笑 ブラコンでヤンデレな焦凍さんとか怒られそうですが、よんでもらえたら嬉しいです…！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - テンションたっかいですね！wとても面白いです！ww焦凍君のヤンデレぶりがどんどん増していきそう… (2019年8月21日 21時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 恋雪さん» レス遅くなりました！コメントありがとうございます。予想外にたくさん読んで貰えてて嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2019年7月16日 0時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
恋雪 - めっちゃ好きです…夢主かわよ…… (2019年7月8日 18時) (レス) id: 7254be4381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2019年2月12日 2時
