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あー、あれだよあれ。
ほら、よくある転生ってやつさ。
青信号でいい子に横断歩道渡ってたのにあのトラックいきなり突っ込んできやがって。
あんまり詳しい描写は控えるけどさ、ぐっしゃーのびっちゃーだったわけよ。視界にグ ロいモツがーって思ったら強制シャットダウンでブラックアウト。某ゲームの「めのまえが まっくらになった」ってやつ。
痛いとか感じる暇もなかったのが不幸中の幸い。あー死後の世界とかあんのかな。生前さして悪いこともしていないが殊更良いことをした記憶もない。これはジャッジも難しいですよ閻魔様。とかなんとか馬鹿みたいなことを死ぬ間際に思ったわけですよ。
「……で、なんでこうなったかね」
「A、どうかした？」
「ううん、なんでもないよおにいちゃん」
ああ可愛い。舌っ足らずな口調も、くりくりおめめも、ぷにぷにほっぺも全部可愛い。
「A、ぼくたち、いつこせいでるかな？」
「んー、こんどのたんじょうびとかかなぁ？」
まあ個性出たらパピーが豹変するでしょうけどね、とは言わない。
「ぼく、Aといっしょのこせいがいいな！」
(うぐう可愛い)
無邪気な我が双子の兄よ。将来あんなガンギマリになるなんてほんと回避したい。いや、あれはあれで好きだよ？ 愛せるよ？ でもねあれだよ。守りたい。この笑顔。
「ぼくも、焦凍おにいちゃんといっしょがいい！」
ぎゅうと抱きつくとぎゅうぎゅう抱き締め返してくる。ほっぺをくすぐる紅白頭。
はい。もうおわかりですよね皆さん。この最強可愛い我がお兄様は、ヒロアカ公式イケメン枠、轟焦凍様にあらせられます。
(で、なぜかわたしがその『弟』)
前世は女だったんだけどね。今はついてますよ。
ああ失礼。でもまあそういう事だ。前世は平々凡々の女子高生だったわたしが、なぜかヒロアカ世界に転生して、その上轟焦凍の双子の弟という地位をゲットしてしまったわけだ。いるかわからんが神様GJ。二度目の人生は生まれたときから勝ち組です。
(しっかしまあ、説明もなけりゃ使命みたいのもない)
転生ものによくある、神様の登場もまして世界を救えとかいう指令も全くない。ただただ前世の記憶を持って生まれた、それだけ(いや、だけと言うのも変だが)だ。
ならば。
(やりたいことをやっちまおう)
そう…例えば、父親と兄の仲を取り持つとかね！
「ぼく、Aだぁいすき！」
「ふぐっ…！」
まあその前に、わたしが兄に萌え殺されなければの話だが。
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リン - 夜分失礼します！轟くんと同じ顔でテンション高いって最高見てみたいです^^ 作者さん、更新してください！orz (2020年2月1日 19時) (
レス) id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 夢桜さん» コメントありがとうございます！テンション高いです笑 ブラコンでヤンデレな焦凍さんとか怒られそうですが、よんでもらえたら嬉しいです…！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - テンションたっかいですね！wとても面白いです！ww焦凍君のヤンデレぶりがどんどん増していきそう… (2019年8月21日 21時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 恋雪さん» レス遅くなりました！コメントありがとうございます。予想外にたくさん読んで貰えてて嬉しいです。これからもよろしくお願いします！ (2019年7月16日 0時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
恋雪 - めっちゃ好きです…夢主かわよ…… (2019年7月8日 18時) (レス) id: 7254be4381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2019年2月12日 2時
