求めあった最後には… (ページ5)

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いま君は誰のもの？　Ⅳ ページ5

今日も彼は家に来た。

他愛のない話をして、そろそろ、コトが始まる。

そんなとき、彼の携帯がなった。

snr「もしもし。うん、うん。わかった、明日ね。うん、俺も。」

今、あなたは誰のものなの？私？それとも電話の相手？

snr「ゆりか。そんな心配せんでええよ、今はお前のセンラやから。」

そんな嘘ばかりの返事、疑問しか浮かばない。

今は。でしょ？いつもは別な人のもの。

そんな苦しませるんだったら

ゆりか「あなたを嫌いにならせて？」

snr「え？何言って…」

ゆりか「それが無理なら、私を今すぐあなたに溺れさせてよ。」

消えない…無くならない…一つの愛で

ゆりか「今すぐ抱きしめてよ」

snr「ゆりかには…嫌われたくない…俺が愛してるのは…あんただけや…ゆりか」

ゆりか「え…？せん、らくん…？」

彼は、私の存在を確認するようにぎゅっと抱きしめた。

その時、ちらっと得たセンラくんの顔は今までになかったようなつらそうな顔をしていた。