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偽りの祝福で幸せを願うから �� ページ14
あの連絡が来てから、頭の中では大会議中だ。
式に、行くべきか…行かぬべきか…
そんなとき、ふと携帯のホーム画面になっている海…そしてこっちに手を伸ばして私の手を掴んで微笑むセンラくんが写っている画像を見た。
ゆりか「昨日のことみたいだなぁ…手、繋いでたのにな…」
思い出すだけで涙が出る。なんでかな、彼に素直に伝えていればよかったのかな…
ゆりか「早く…忘れなきゃいけないのに…！」
忘れたいと思うほど、頭に強く残る記憶。
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snr「ゆりか、俺のこと愛してる？」
ゆりか「どーだろうなぁ〜wそれなりにぃ〜？」
snr「なんやそれw」
ゆりか「逆に、センラは？」
snr「愛してるで？そら、“恋人”やもん。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そうだった。彼と私は、過去に恋人同士だった。
でも、センラくんから突然別れを切り出されたんだ。何も考えずに、了承した私も私だけど…
ゆりか「会い、たいよ…セン、ラ…」
久しぶりに彼を呼び捨てにした。
カラダだけになった自分を恨んだ。
彼を突き放した自分を憎んだ。
センラくんとのトーク画面を出して、メッセージを送った。
［今、会えますか？］
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作者名：幸葉 | 作成日時：2019年7月19日 0時
