求めあった最後には… (ページ13)

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偽りの祝福で幸せを願うから　Ⅰ ページ13

私は、海に行ったあの日以来、センラくんとは会わなくなった。

その変わり、仕事のシフトをたくさん入れてセンラくんを忘れようと努力している真っ最中だ。

そんなときに夢那とセンラくんの式の招待状が送られてきて

仕事のお昼休み、ご飯を食べていたとき

〜♪

ゆりか「誰だろ…っ、え…？」

携帯の呼出音がなった。反射的にすぐ電話に出た。

ゆりか「もし、もし…」

snr『もしもし、久しぶりやね。ゆりか、元気にしとった？』

ゆりか「うん、それなりにね。センラくんは、今何してるの？」

snr『夢那と買い物。』

そう、だよね…私に会いたくて連絡くれる、なんてないよね…

ほんっと、馬鹿だなぁ…

snr『ゆりかは？今何してた？』

ゆりか「午前中の仕事終わって、昼休み。お昼だよ。」

snr『そっか…お疲れ様。』

ゆりか「夢那とでかけてるのに、電話してていいの？」

snr『うん。女性用品の店行ったから待ってるとこ。来週の、式。あんたも…来てな。』

ゆりか「うん、もちろん。ごめん、そろそろ戻らなきゃ。それじゃ。」

snr『ちょっとまっ』

私は、これ以上センラくんと話してはいけない。

だって、夢那と結ばれるんだもの…