告解05 ページ27
「あのね、酷いこと言うよ。もしもこの先、オールマイトや、他の誰かがいなくなっても、とても悲しいだろうけど、きっとわたしは生きていける。……でもね、焦凍だけは……焦凍がいなくなっちゃったらわたし、きっとおかしくなって死んじゃうんだ」
「っ……！」
「わたしは焦凍だけでできてるわけじゃないけれど、焦凍がいなくなると、全部が崩れちゃうんだよ」
そのくらい、君が好きだよと。大切だよと、Aは笑った。
「……それじゃ、駄目かな」
「………………狡いだろ、それ」
Aを強く抱きしめる。呻くような、けれど彼女への愛しさが溢れる声音。
「そうかな………。そうかもね。ごめん」
「俺だって……お前がいなきゃ、おかしくなっちまう」
「あはは……。それじゃ、お互い離れらんないや」
「離れるなんて選択肢、最初からねえよ」
「そうだね。……うん。わたしたちは、一緒にいないと」
Aはそっと目を瞑る。温かい。とても、温かい。
(これは、依存だ)
わかっている。わかっていたってもうどうしようもない。だって、もう依存してしまっているのだから。
(束縛し合ってまあ……救いようがない)
けれどこの状況から脱するなんて、そもそも望んじゃいない。
(だからわたしたちは、きっとこれが正解だ)
「好きだよ。焦凍」
「……俺もだ」
きつくきつく抱きしめあって、いつか本当に一つになってしまうんじゃないだろうか。
そんなありもしないことを考えながら、Aはこの救いようのない状態が、間違いなく幸せだと確かに思った。
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SangriA(プロフ) - あいうえお。さん» お久しぶりでございます！いつの間にか7です……！9月に書き始めたシリーズなのにおかしいな……。これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！ (2018年10月26日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお。 - 久しぶりのコメント、いつのまにかもう7。更新が進む進む。低下する私の語彙力。←←更新頑張ってください！(唐突←← (2018年10月25日 23時) (レス) id: a39bf4407f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» そう言ってもらえてありがたやですー( ´ ▽ ` )更新がんばりますねー (2018年10月20日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - SangriAさん» 試験面白い！忙しい中レスありがとうございます！頑張ってください！ (2018年10月18日 23時) (レス) id: d204d91f16 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！まだまだ更新がんばるので楽しんでくれたら嬉しいです！ (2018年10月18日 19時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年10月17日 21時
