サー・ナイトアイ03 ページ41
「俺が出来るのは紹介までで、君たちを使うかどうかはサーが決める。俺も協力してやりたいけど、ここかるは君たちだけでサーに認めてもらうしかない」
先を歩く通形に、出久が不思議そうに問う。
「今更ですけど……会ったばかりなのに先輩はなんで良くしてくれるんですか……？」
「別に良くしてる気もないけどね」
通形は振り返り、2人に向けてにこりと笑った。
「君はめちゃくちゃな目標を持って、それを実現しようとしている。それにメルヘン少女、君の強くなりたいって気持ち、手合わせでダイレクトに伝わってきた」
「！」
「困っている人がいたらお節介やいちゃうのは、ヒーローの基本だろ」
屈託のない笑顔は、彼の言葉に嘘偽りがないことを証明していた。通形ミリオ……彼は、ヒーローの資質を間違いなく持っている。それも、最上級の資質を。
「通形先輩……ありがとうございます」
「よせやいメルヘン少女！ それにさっきも言ったけど、君たちが受け入れられるかどうかは君たち次第さ！」
「先輩のご好意……絶対に、無駄になんかしません！」
「僕も！ 必ずサー・ナイトアイに認められるように頑張ります！」
「うん！！ いい目だ1年生！ さああのドアの先だ。強くなりたいなら己で拓け！」
このドアの向こうに、ナイトアイがいる。ドアを開ければ、そこからは自分で戦わなければならない。
(負けない……！ 絶対に、認めさせてみせる……！)
「……開けるね。語部さん」
「うん……！」
高まる緊張。はやる鼓動。
ガチャリと音がして、そして開いた、そのドアの先━━━━━━━━━━
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ！！」
……一人の女性が、機械に拘束されて強制的に擽られていた。
「「一体どんな！！！」」
擽られている女性と、それを見やるナイトアイ……なんともシュールな光景だが、通形は真面目な顔で唸った。
「サイドキックのバブルガール、ユーモアが足りなかったみたいだね……！」
「あれそういうペナルティ！？」
恐い。なんか恐い。
(え、こうなるの？ サー・ナイトアイ笑わせられなかったらこうなるの？)
そんな、混乱の最中
━━━━━━━━━━━━━━ギロッ
「……！」
こちらを振り返ったナイトアイの、その眼光に一瞬で気圧された。
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SangriA(プロフ) - あいうえお。さん» お久しぶりでございます！いつの間にか7です……！9月に書き始めたシリーズなのにおかしいな……。これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！ (2018年10月26日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお。 - 久しぶりのコメント、いつのまにかもう7。更新が進む進む。低下する私の語彙力。←←更新頑張ってください！(唐突←← (2018年10月25日 23時) (レス) id: a39bf4407f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» そう言ってもらえてありがたやですー( ´ ▽ ` )更新がんばりますねー (2018年10月20日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - SangriAさん» 試験面白い！忙しい中レスありがとうございます！頑張ってください！ (2018年10月18日 23時) (レス) id: d204d91f16 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！まだまだ更新がんばるので楽しんでくれたら嬉しいです！ (2018年10月18日 19時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年10月17日 21時
