ヒーローインターン04 ページ22
「じゃあまァ……今日からまた通常通り授業を続けていく」
始業式から教室に戻り、相澤からは学生の本分を全うするようにと話があった。しかし、皆が気になっているヒーローインターンのことには触れられていない。
「話ないねぇ……」
「何だ芦戸？」
三奈の私語を相澤が見逃すはずもなく。久々の感覚に、びくりと三奈は肩を揺らす。
「ごめんなさい。いいかしら先生」
手を挙げたのは梅雨だ。
「さっき始業式でお話に出てた『ヒーローインターン』ってどういうものか聞かせてもらえないかしら」
その言葉に、クラス中が頷く。皆気になっていたのだろう。その様子に、相澤は頭を掻いた。
「それについては後日やるつもりだったが……そうだな。先に言っておく方が合理的か……。平たく言うと『校外でのヒーロー活動』。以前行ったプロヒーローの下での職場体験……その本格版だ」
(職場体験の本格版………って、あれ？)
そこでAは疑問を持つ。そんな場があるのであれば、そこで人脈を築くこともできる。と、いうことは…
「体育祭での頑張りはなんだったんですか！？」
食いつく勢いで手を挙げたお茶子も、同じことを思ったのだろう。つまり。
「ヒーローインターンがあるなら、体育祭でスカウトをもらえなくても道が拓ける……？」
首を傾げるAに、相澤は首を横に振る。
「
(なるほど……)
職場体験は学校主導のもとだったから、仮に指名がなくても受け入れ先が用意されていた。しかし、ヒーローインターンはやるもやらないも本人の自由。故に、今現在持っている人脈から、自分自身で受け入れ先を見つける必要がある。体育祭のスカウトは、ここでも活用されるものだったのだ。
(わたしは単純に考えればエンデヴァーさんのとこか……)
それが一番早い。
(……やりたい。やれること、全部)
真剣な目で前を向くAの、その横顔を。
「…………」
焦凍は、何か言いたげな瞳で見つめていた。
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SangriA(プロフ) - あいうえお。さん» お久しぶりでございます！いつの間にか7です……！9月に書き始めたシリーズなのにおかしいな……。これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！ (2018年10月26日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお。 - 久しぶりのコメント、いつのまにかもう7。更新が進む進む。低下する私の語彙力。←←更新頑張ってください！(唐突←← (2018年10月25日 23時) (レス) id: a39bf4407f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» そう言ってもらえてありがたやですー( ´ ▽ ` )更新がんばりますねー (2018年10月20日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - SangriAさん» 試験面白い！忙しい中レスありがとうございます！頑張ってください！ (2018年10月18日 23時) (レス) id: d204d91f16 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！まだまだ更新がんばるので楽しんでくれたら嬉しいです！ (2018年10月18日 19時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年10月17日 21時
