戦闘訓練08 ページ32
「オールマイト先生…………あなたは、『先生』でしょう」
どんなに止めたくなくても、それでも、先生としての立場なら、私情をはさむことなく、安全性を確保するのが道理だ。
「くっ……！」
オールマイトもそれはわかっているのだろう。どこか歯がゆそうに、拳を握りしめている。
「先生、ヤバそうだってコレ！ 先生！」
切島をはじめ、皆も一斉に騒ぎ出す。皆、出久の身を案じていた。
「いずっくんは、もう危険です……！」
オールマイトは、悔しげに息を震わせた。そして、ゆっくりと……しかし確かに、口を開いた。
「……双方……中し…………」
「みんな見て！ 2人が！」
「！？」
透の声が響く。出久と勝己が、互いに拳を振り上げる。最後の一騎打ちのつもりか。これで、決着をつけるつもりなのか。
「あっ…………」
しかしその拳は、交わることはなかった。
「いずっくんまさか……！」
出久の拳は、勝己に向かうことはなく。
代わりにビルの天井を砕き、ぶち抜き、ガラスを粉々に割りながら、最上階まで乱雑な吹き抜けにしてしまった。
「こんな、めちゃくちゃな……」
時間内に勝己を倒すことは、もうできない。それならばと、爆破をもろにくらいながら、きっとそれが、彼が見つけた唯一の勝ち筋。
「いずっくん、なんて無茶を……」
流星のように舞い上がった瓦礫を目の前に、お茶子が笑った。彼女の個性によって瓦礫は武器となり、天哉に襲いかかる。天哉が怯んだ隙に、お茶子が、核に向かって真っ直ぐ飛んで
核に、抱きつくように触れた。
「……確保、しちゃった…………」
こんな展開、誰が予想できたのか。
「ヒーロー……」
オールマイトが、絞り出すみたく、言う。宣言する。
「ヒーローチーム……
WIーーーーーーN！！！！」
「……爆豪くんもだけど、いずっくんも大概」
バカだなぁと、Aは笑った。
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SangriA(プロフ) - 鳩ぽっぽさん» はじめましてー。知ってますよ。今はたまにログインする程度ですが(´д⊂)キャラデザが好きです。 (2019年5月16日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
鳩ぽっぽ - シノアリス知ってるんですか？！(落ち着け) (2019年5月16日 19時) (レス) id: b1d6b85d01 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - フユキさん» コメありがとうございます！シノアリスいいですよね(*°∀°)シノアリスは衣装がみんな可愛いので特に好きなグレーテルにしました(^-^) (2018年9月18日 15時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - おっふシノアリス知ってる人だ。グレーテルソーサラー居ないけど可愛いですよね。 (2018年9月18日 11時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - バエルさん» ご指摘ありがとうございます！わかってたんですがご都合主義でお隣にしました…。不自然ですみません。 (2018年9月17日 11時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年9月5日 3時
