帰還の時間１ ページ41
ユリカside
私と渚君は皆の元へと戻った
殺「よくやってくれました、渚君、ユリカさん
今回ばかりはどうなるかと思いましたが…
怪我も軽そうで安心しました」
渚「……うん、僕らは平気だけど……でも」
『皆への治療薬が………
鷹岡から奪った分じゃとても足りない』
勝ったことへの嬉しさの反面、
皆を救えなかった不甲斐なさがあった
烏「………とにかくここを脱出する
ヘリを呼んだから君等は待機だ
オレが毒使いの男を連れてくる」
烏間先生がそういったその時、
「フン、テメーらに薬なんぞ必要無ぇ」
後ろの方から声がした
「ガキ共、このまま生きて帰れるとでも
思ったかい？」
そこにいたのはあの殺し屋４人組
私たちはそれぞれ武器を構える
烏「おまえ達の雇い主は既に倒した
戦う理由はもう無いはずだ
オレは充分回復したし、生徒達も充分強い
これ以上互いに被害が出る事は
やめにしないか？」
「ん、いーよ」
『え、いいの？』
「″ボスの敵討ち″はオレらの契約にゃ
含まれてねぇ。それに言ったろ？
おまえ等に薬なんざ必要ねーって」
「「……？」」
「おまえ等に食中毒菌を改良したものだ
あと３時間位は猛威を振るうが
その後、急速に活性を失って無毒となる
ボスが使えと指示したのはこっちだ
これを使えばおまえらマジで
ヤバかったがな」
「使う直前に４人で話し合ったぬ
ボスの設定した交渉期限は１時間
だったらわざわざ殺すウィルスじゃなくとも
取引はできると」
「交渉法に合わせて
多種多様な毒を持ってるからな
おまえらが命の危険を感じるには
充分だったろ？」
ひ「……でもそれって
鷹岡の命令に逆らってたって事だよね
金もらってるのにそんな事していいの？」
『確かに、お金を貰ってるけど
プロがそれだけで何でも動く訳じゃないよ
ちゃんと後々の事を考えるんだから』
私も一応そうだからね？
「よくわかってんじゃねぇか、小娘」
「ま、そんなワケでおまえらは残念ながら
誰も死なねぇ
この栄養剤を患者に飲ませて寝かせてやんな
倒れる前より元気になったって
感謝の手紙が届くほどだ」
アフターケアも万全ね………
烏「信用するかは
生徒達が回復したのを見てからだ
事情も聞くし
しばらく拘束させてもらうぞ」
「……まぁ、しゃーねーな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤羽琴 - すみません、勝手に移動しました。 (2017年5月5日 0時) (
レス) id: 60a2c2deb2 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - だよねぇ〜♪…じゃあ、私はカルマの隣で渚の反応を見てよ〜（笑） (2017年5月3日 20時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 赤羽琴さん» 業「もちろん、カメラをまわすよ」 (2017年5月3日 20時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - うん！…頑張ってカエデ♪…その間カルマはどうする？ (2017年5月3日 17時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 赤羽琴さん» 茅「う、うん……頑張ってみる！！」 (2017年5月3日 17時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2017年3月30日 11時
