カルマの時間２ ページ22
ユリカside
しばらく進むと見渡しがよい通路に出た
そこには堂々と立っている男がいた
………勿論、暗殺者だ
そしてそいつは………
″ビシッ″
素手で窓ガラスにヒビを入れた
「…………つまらぬ。
足音を聞く限り、
手強いと感じるものが一人もおらぬ
精鋭舞台出身の引率の教師も
いるはずなのぬ……だ
どうやら、スモッグのガスに
やられたようだぬ、
半ば相打ちぬと言ったところか、出てこい」
その言葉に私たちはそろっと出ていく
これは言ってもいいのかな………
すっごく気になるんだけど………
業「″ぬ″多くね、おじさん？」
「「(言った！よかったカルマがいて！)」」
「"ぬ"を付けると、
サムライっぽい口調になると小耳に挟んだ
カッコ良さそうだから試してみたぬ」
そっか、日本人じゃないのか
「間違ってるならそれでも良いぬ、
この場の全員殺してから、
ぬを取れば恥にもならぬ」
そう言いながら指をゴキゴキっとならす
最後の″ぬ″の使い方はあってたね、うん。
殺「素手……それがあなたの暗殺道具ですか」
「こう見えて需要があるぬ、
身体検査に引っかからぬ利点は大きい
近づきざま頚椎を一捻り
その気になれば頭蓋骨も握りつぶせるが」
握力……相当だね……
「だが、面白いものでぬ
人殺しのための力を鍛えるほど
暗殺以外にも試したくなる
すなわち闘い……だが、がっかりぬ
お目当てがこのざまじゃ、試す気も失せた」
そう言いながら携帯をとりだす
「雑魚ばかり１人で殺るのも面倒だ
ボスと仲間呼んで皆殺しぬ」
その時、すっとカルマが前に出たかと思えば
飾ってあったであろう植木を手に取り
相手の携帯向かって振り上げた
そしてガラスが割れた
あー、請求書ヤバそう………
業「ねぇ、おじさんぬ
意外とプロってフツーなんだね
ガラスとか頭蓋骨なら俺でも割れるよ」
カルマは相手を挑発する
業「てゆうか、速攻仲間呼んじゃうあたり
中坊とタイマン張るのも怖い人？」
私はチラッとカルマを見やる
………頑張って
カルマなら勝てる……″信じてる″から
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赤羽琴 - すみません、勝手に移動しました。 (2017年5月5日 0時) (
レス) id: 60a2c2deb2 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - だよねぇ〜♪…じゃあ、私はカルマの隣で渚の反応を見てよ〜（笑） (2017年5月3日 20時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 赤羽琴さん» 業「もちろん、カメラをまわすよ」 (2017年5月3日 20時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - うん！…頑張ってカエデ♪…その間カルマはどうする？ (2017年5月3日 17時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 赤羽琴さん» 茅「う、うん……頑張ってみる！！」 (2017年5月3日 17時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2017年3月30日 11時
