奇襲の時間２ ページ16
ユリカside
私たちは烏間先生の指揮の元、
ロビーまでたどり着いた
非常階段はすぐそこ、
だが、ロビーには警備が多い
なるほど……ここを通らないと
上に行けない構造か………
私は一度ロビーをぐるっと見回した
そこであるものに目がいった
それは″ピアノ″
ピアノがあるなら………
『イリーナ先生』
イ「え、何かしら？」
『ピアノ、お願いしてもいいですか？』
私はワイングラスを片手に言う
イ「……わかったわ、
さっき運んでもらった借りもあるしね」
そういうとイリーナ先生は
私の持っていたワイングラスを持ち
フラフラっとロビーまで歩いていった
寺「おい、何してんだあのビッチ！！」
『大丈夫、大丈夫。
ほら、みんな上に行く準備して』
イ「あっ」
イリーナ先生がわざと警備の人にぶつかる
イ「ごめんなさい、
部屋のお酒で悪酔いしちゃって」
「お、お気になさらずお客様 」
イリーナ先生得意の色仕掛け発動
警備の人はまんまと引っ掛かった
イ「来週そこでピアノを弾かせて頂くものよ、
早入りして観光してたの」
そう言いながらピアノを指差す
イ「酔い覚ましついでにね、
ピアノの調律をチェックしておきたいの」
そしてさりげなくピアノの椅子にすわる
イ「ちょっとだけ弾かせてもらって
いいかしら？」
「えっと……じゃあフロントに確認を」
そう言いながらフロントに確認しようとする
警備員の腕をつかむ
イ「いいじゃない、あなたたちにも
聴いてほしいの、そして審査して」
「し、審査？」
イ「そ、私のことをよく審査して、
ダメなところがあったら叱ってください」
イリーナ先生はピアノを弾き始めた
それはまさに音色
私たちは目を奪われた
イ「ね、そんな遠くで見てないで、
もっと近くで確かめて」
イリーナ先生は離れたところいにいた
警備員にもそう声をかける
「お、おお…………」
まんまと騙され、
イリーナ先生の周りに集まる警備員たち
そしてスッと、先生から合図が来た
〈２０分稼いであげる、行きなさい 〉
その合図と共に
私たちは足音を消して非常階段へと駆けた
さすがイリーナ先生、ありがとうございます。
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赤羽琴 - すみません、勝手に移動しました。 (2017年5月5日 0時) (
レス) id: 60a2c2deb2 (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - だよねぇ〜♪…じゃあ、私はカルマの隣で渚の反応を見てよ〜（笑） (2017年5月3日 20時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 赤羽琴さん» 業「もちろん、カメラをまわすよ」 (2017年5月3日 20時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
赤羽琴 - うん！…頑張ってカエデ♪…その間カルマはどうする？ (2017年5月3日 17時) (携帯から) (レス) id: 5e6fee981d (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ・ラフィーネ(プロフ) - 赤羽琴さん» 茅「う、うん……頑張ってみる！！」 (2017年5月3日 17時) (レス) id: 5392b90fcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セレーナ・ラフィーネ
| 作成日時：2017年3月30日 11時
