【未来編】同窓会にて02 ページ43
「うおっ」
全力疾走で向かってくる元教え子に、相澤はいつもは気だるげな目を驚きに見開いた。
「あ、あいっ、あいざわっ、相澤先生だァあああ…！」
「麗日、いきなり泣くな」
「もー来ないかと思ったんスよ！？ てか同窓会なのにいつもの格好て！」
「上鳴、お前らの前でカッコつける意味もないだろうが」
「ご無沙汰しております！ お元気そうでなにより！」
「あー元気だ元気。お前も変わんねえな、飯田」
「相澤先生、お久しぶりです」
「ん。久しぶり。…まあ、お前と轟は何かしらで見るからな。久しぶりな感じはないが」
「見てくださってるんですか！ …いや、嬉しいような恥ずかしいような…」
なんとも、こそばゆい気持ちだ。
「わ、私もいるんだけどなぁ…」
「オールマイトはちょくちょく会いに来てくれますからね」
しょぼんとするオールマイトに、Aは苦笑した。オールマイトは皆の事務所にひょっこり顔を出したりしている。元No.1なのに気さくに会ってくれることは嬉しいが、その分正直、久しぶりに会えた！ という気持ちは強くない。
「まあ全員なんとかやってるようだな」
「相澤先生に鍛えられたからっスよ！」
「報恩謝徳」
「あー…なんだ、お前らが今やってけてんのはお前らの力だ。……精進しろよ」
「「「「「相澤センセェェエエエ！！」」」」」
「……さては酔ってるなお前ら」
確かに、皆の顔はいつもより赤くなっていた。そして喜怒哀楽が激しい。
「デェエエク」
「か、かっちゃん！？」
(あ、これ絡むやつ)
目の端で、勝己が低い声で唸りながら出久に向かう。出久はヒッ、と小さく悲鳴を上げた。新進気鋭のスーパーヒーローなのに、クラスメイトとしての彼はさほど変わりがない。
「な、なに！？ なんで笑ってるの！？ 怖いんだけど！」
「ァア？ なんか文句あんのかァ？」
「目が！ 笑ってないんだってば！」
(頑張れいずっくん)
心の中で合掌し…その直後。
「Aちゃん〜」
「わっ！ あ、透ちゃん！」
「ふへへ〜、飲んでるぅ？」
「…凄い酔ってるね」
「酔ってないよ〜」
(酔っぱらいの常套句…)
相変わらずその顔をうかがうことはかなわないが、見えたならきっと、真っ赤になっているのだろう。
「ねえねえ〜、轟くんとはどんな感じなの〜？」
「え？ いつも通りだけど…」
「そういんじゃなくてぇ〜」
(ベロベロだ…)
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ゆーゆー - はじめまして！！ゆーゆーと申します！リクエスト(妹からの)で、休日に2人でくすぐり我慢対決とかしてほしい(らしい)です！ (2022年3月26日 6時) (
レス) @page1 id: e2fc0ce383 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 初めましてお疲れ様です。見つけてから何度も読み返しております。素敵な作品ありがとうございます。ifも好きすぎて最低3回以上読み返してます。応援しております！未来編素敵すぎて悶えてます。また更新したら読みたいです！ご自分のペースで頑張ってください (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8adf9ce5f (このIDを非表示/違反報告)
まなまな - リクエストに応えていただきありがとうございました！これからも応援してます＾＾SangriAさんのペースでファイトです！ (2019年9月9日 19時) (レス) id: 2f1a76a566 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 火凛さん» コメントありがとうございます。子どもを増やすかどうか…今後考えたいですね。これからもよろしくお願いします！ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 咲凪さん» 読んでいた抱きありがとうございます！いつか書けたらと思ってます。そのときはまたよろしくお願いします！ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2019年6月23日 23時
