【未来編】僕だけの×××01 ページ5
咲凪様からリクエストいただきました！
ありがとうございます。
「
いつも、いつも。
「いーなー！ かっこいい！」
お父さんとお母さんは、僕の自慢。
「昨日もテレビ出てたよね！」
いつだって、強くて優しい。
「ねーねーサインとかだめかな？」
どこでだって、人気者。
「見てみて！ ショートとトロイメライのキーホルダー買ってもらったんだ！」
そうだ。
「燦凍くんはいいなぁ。いつだって2人に会えるんだもん」
お父さんと、お母さんは
「……うん」
「燦凍くん、そろそろ寝よっか」
「…うん」
真っ暗な外をじっと見つめる燦凍に、冬美が声をかける。燦凍は返事をするものの、外に目を向けたまま、じっと動こうとしなかった。
「焦凍もAちゃんも、まだお仕事みたい」
「うん…」
暗い窓に映る燦凍の顔に、冬美は眉をハの字にした。
「あのね、燦凍くん、寂しいと思うけど…」
「知ってるよ」
「え？」
燦凍は振り返り、パッと笑った。
「お父さんとお母さん、頑張ってるの、僕知ってるよ」
「燦凍くん…」
「今日もね、みんながテレビ見たよって。お父さんもお母さんもかっこいいって！ 僕のこと、うらやましいって！」
つとめて明るく振る舞う燦凍の心情に気づけないほど、冬美は鈍くなかった。
「…そうだ！」
「？」
「ね、今日は夜更かししちゃおっか！」
「夜更かし…？」
「うん。明日お休みだし、ちょっと遅くまで起きてよう」
イタズラっぽく笑う冬美に、
「…！ うんっ！」
燦凍は、嬉しそうに頷いた。
「…そうだったんですか……」
焦凍とAを待っていたものの眠ってしまった燦凍の頭を優しく撫でながら、Aはそう呟いた。
「燦凍くん、2人を困らせないように我慢してると思うの」
「そういや、燦凍から我儘とかあまり聞いたことねえな…」
「わたしたちが、言わせないようにしちゃってるのかもね」
プロヒーローにしてトップヒーロー。そんな2人の日常は多忙を極める。一家三人そろうことは稀だし、今日のように二人とも仕事で遅くなることも少なくない。
「…なあ、A」
「うん。焦凍」
そんな二人が考えているのは、同じこと。
「今度のお休みね」
「ああ」
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ゆーゆー - はじめまして！！ゆーゆーと申します！リクエスト(妹からの)で、休日に2人でくすぐり我慢対決とかしてほしい(らしい)です！ (2022年3月26日 6時) (
レス) @page1 id: e2fc0ce383 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 初めましてお疲れ様です。見つけてから何度も読み返しております。素敵な作品ありがとうございます。ifも好きすぎて最低3回以上読み返してます。応援しております！未来編素敵すぎて悶えてます。また更新したら読みたいです！ご自分のペースで頑張ってください (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8adf9ce5f (このIDを非表示/違反報告)
まなまな - リクエストに応えていただきありがとうございました！これからも応援してます＾＾SangriAさんのペースでファイトです！ (2019年9月9日 19時) (レス) id: 2f1a76a566 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 火凛さん» コメントありがとうございます。子どもを増やすかどうか…今後考えたいですね。これからもよろしくお願いします！ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 咲凪さん» 読んでいた抱きありがとうございます！いつか書けたらと思ってます。そのときはまたよろしくお願いします！ (2019年9月6日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2019年6月23日 23時
