Cold enma【太陽神エンマ】ー2ー

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【？？？】時空神Side


「なんだここ…？」


鏡に手を押し込み、吸い込まれた後来たのだが…。


一体どこだここ？太陽神達はいないし。


一見、ニュー妖魔シティのように見えるが、妖怪は全員真っ黒だ。


「話しかけてみるか…」


というわけで。一番近くにいた真っ黒な妖怪に話しかけることにした。


「なぁ…」


妖怪「どうかしましたか？」


お、良かった。話しやすい相手だった。


「ここってどこだ？鏡に手を押し込みんでからここに落ちたらしいが…」


妖怪「また落ちたんですね…。まぁ、この世界は異世界からの来訪者が多いそうですし」


「あ、そうなのか？」


妖怪「えぇ。ここは影世界。その名の通り影の世界です。そしてさっきも言った通り、異世界からの来訪者が多い世界です。ちょうどあなた様のように」


「へぇ…」


妖怪「先ほどもこの世界に来たという方がいらしゃってですね…」


あれそれって。まさか！？


そう思って妖怪の肩を掴んだ。


「なんて名前だ？」


そういうと妖怪は急な事に焦ったように言った。


妖怪「えっと…確かAって名前でした」


やっぱり。


「Aは俺たちの友達なんだが…どこにいるか知らんか？」


妖怪「そうですね…一度、エンマ宮殿に行ってみてはいかがですか？」


「ん？エンマ宮殿？」


こっちの世界にもエンマ宮殿という存在があったとは。


妖怪「はい。ヌー大陸に建っている宮殿です。中には3人のエンマ様がいらっしゃるので行ってみるのが先かと」

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