Cold enma【太陽神エンマ】ー2ー

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ASide


時空神は渋々薬を受け取ると、一息ついてごくりと飲み干した。


「周期って…大事な時に来たらどうするのよ」


太陽神に薬を飲ませた本人である闇太陽神に聞く。


闇太陽神「さあ…その時はその時。運に任せるしかないな」


その周期、大事な時に来なければいいのだが。


周期は、この世に必要なモノを持つ者が成りうること。ここには、「時間」と「太陽」の主人がいる。


そういう、面倒なこと。


私たちは、時空神を見守ることしかできない。下手に手出ししたらって考えるととても面倒だ。


時空神に渦巻いていた煙が晴れてきた。私は、目を凝らす。


「あら…」


私の予想通り、時空神はちっさくなって、私たちを見ていた。床にちょこんと座り込んでいるところが、可愛らしいと思ったのは秘密だ。


ちび時空神「…慣れないな」


もとの大きさの時空神は威厳があるのに、小さくなると威厳がなくなっている。


可愛い生き物ってこういうことね。

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