Forever Kiss 4 *

98(Fuma)◆Past ページ6

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しばらくしたある日、アイラから電話がかかってきた。






アイラ「 風磨… 」


風磨「 アイラ？どうした？ 」


アイラ「 私… 」





電話口から聞こえた声は、震えていて。明らかに何かあったのが分かった。




アイラ「 事務所の人に…風磨と別れろって言われて… 」


風磨「 …そっか、 」


アイラ「 キャンパス内でも…これからは会うの禁止、マネージャーが送り迎えも全部するって 」


風磨「 … 」


アイラ「 どうしよ、風磨… 」






風磨は、何も言われてないよね？

まさか、私と別れようとか…思ってる？





不安そうな声で、問いかけられた。

どうにかしてあげたい、ともちろん思った。

これは2人の問題で、ちゃんと手を繋いで、同じものを目指して進んでいけば、きっと大丈夫だから。






風磨「 アイラと別れるなんて思ってるわけねえだろ？それに俺の事務所は…多分それには関わってない。別れさせることまではしないって言ってたから 」


アイラ「 じゃあ…私の事務所の判断ってこと… 」


風磨「 アイラ？ 」


アイラ「 … 」


風磨「 アイラ大丈夫か？そっち行こうか？ 」


アイラ「 …ううん、大丈夫、ごめんね心配かけて 」





この後仕事だから、とりあえず一回切るね、とアイラが言った。


少し不安は残ったが、分かったと言って電話を切った。


それからだ。アイラと連絡が一切つかなくなってしまったのは。







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