Forever Kiss 2 *

47(Fuma) ページ17

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健人「 お疲れ様 」


風磨「 お疲れ 」






二人でマネージャーが用意してくれていた移動車に乗り込む。
次はMVの撮影ですからね、とマネージャーがエンジンをかけた。







健人「 雨宮さん…だっけ？若いのにこんな仕事任されてすごかったね！ 」


風磨「 大変そうだったけどな(笑) 」


健人「 俺、ああいう一生懸命な子好きだよ。なんか世話焼いてあげたくなっちゃうんだよな〜 」


風磨「 …中島さん、告白なら本人にお願いします 」


健人「 なんだよ(笑)でもさ、風磨変じゃなかった？ 」


風磨「 え？ 」


健人「 なんかそわそわしてたっしょ 」





いや、ただただAの姿に驚いたからなんだけども。
ま…普通の友達だし、隠す必要もないよな？







風磨「 知り合いだっただけ 」


健人「 え！？知り合い？誰が？ 」


風磨「 雨宮さん 」


健人「 は？なんで？ 」


風磨「 いや…行きつけの店が一緒だったといいますか 」


健人「 すげ…そんな偶然あんだ 」







誰より俺がそれにびっくりしてるよ。

まさか、アイツの職場に行くことになるなんて知らなかったし。

ましてや、どこに勤めてるのかも聞いたことなかったなんてな？







健人「 でも風磨ってさぁ、意外に人見知りだよな？行きつけが一緒ってだけでよく仲良くなれたね 」


風磨「 まー、成り行き…？ 」


健人「 俺ならできないな…。女の子ってだけで警戒しちゃう 」


風磨「 …違ったんだよ 」







Aと初めて出会った日。
俺はいろいろと理由をつけて、アイツを家まで送った。
さらに言うなら、共に一夜を過ごしたわけで。


他の人からしたら、ありえねー関係だって思われるんだろうな。






風磨「 アイツは。そういう女じゃないんだよ 」









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