たからもの -TREASURE-

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「全然お腹空かない…」



並べられたトッポッキとキンパ、飲み物
紆余曲折ありながら、なんとか完成したそれを見ても、食欲が湧かないのはきっと疲労のせいで


料理は嫌いじゃない、けど面倒で
こんなに真剣になったのなんて、きっと1人暮らし始めてくらいの時以来

普段使うことない神経を使った気がして、カメラの前だって言うのにだらっと脱力しそうになる



HS「しんどい？オッパの肩使う？」

「大丈夫です、流石に全面には出せないから」



まだカメラが回ってないからって、ちょっとばかり甘えそうになる気持ちを抑えてれば
いつの間にかカメラは回り始めて、気付けばそれぞれがトッポッキに腕を伸ばしていた



DY「ヌナトッポッキ食べます？」

「うん、あ、たまごは…」

DY「入れませんって、分かってるから」



好き嫌いも全部バレてる仲
卵を避けて入れてくれたトッポッキを食べながら、みんなの様子を見てたら更にお腹一杯になってきて

いや、多分、胸が一杯？

辛さも大分と控えめなそれをゆっくり食べてれば
隣のオッパやドヨンからあれよあれよと入れられるお肉



「いや嬉しいけど、食べてお願いだから
破裂しちゃう、キンパまだなのに」

YS「お、食べる？キンパ」

HR「ヌナ食べるなら切った方が良くない？」

MS「ヌナ切ります？そのまま？」

「え、寧ろそのままでみんな食べるの？」



キンパって、切らないの？
え、そんな節分みたいなノリなの？

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