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ページ24

「まぁこんな所かなぁ…」



部屋紹介に満足したのか、彼女が再び椅子へ座った直後、扉を叩くノックが画面越しでも聞こえた

まだ誰かも分からないのに、彼女は日本語で誰〜?と声を上げていて

きっとこれは、韓国人メンバーだとしても日本語を理解して、日本語で返答することが出来る、寧ろし過ぎなTREASUREだからこそのシーンで

若干期待してしまうのはジフン、若しくは日本人メンバーの誰か、だった

ジフヒナペンな私だけど、日本人達の絡みも大好きで、お陰で日本語を勉強するようにもなったし

どうやらみてるトゥメも同じなようで、ジフン?ヨシ?アサヒ?ハルト?と文字が並んだ



『やってるん知ってるやろ』

HR『だから来たみたいなとこある』

YS『ここ入るんこんな時くらいしかなやん』

AS『入れてくれやんからなコイツがな』

『そら入れる必要がないもんな』

AS『だからやん』

『ループ入るねんその返しは』

HR『え、お前スッピンやん』

YS『珍し
うわ、このソファめっちゃ沈む』

『アホほど自由やな、挨拶せぇよ』



怒濤の日本語ラッシュに、殆ど頭が追い付かないけど、どうにか処理していると
ふとカメラのアングルが代わり、ソファが映し出された


なんなの、この子たち


そんな風に思ったのは、座っている順番のせいだった

左から年齢順に並ぶみんな
置かれていたぬいぐるみ達は、きつねをAが抱えていて、りすはヨシとアサヒの間を陣取っていた



YS「ヨシです〜」

AS「アサヒです〜」

HR「ハルトです〜」

『全くおんなしトーンで言わんでもええがな』

HR『細かいわ』



みんなが自己紹介してたって、耳に入らない

目の前にある、曖昧すぎる彼らの存在にどうしたって意識を持っていかれる

ぬいぐるみがあるだけなら、まだ確信は持てなかったかもしれないけれど
これはもう決定的だった

きっと事務所から触れてはいけないとされてる話題だろうに、こうして、簿やかしてでも伝えてくれる彼女

だから好きなんだ、だから推したいんだ
だから、ついていきたいって思えるんだ



「昨日届いたの、りす」

AS「へぇ〜ヌナりす好きだからね」

YS「きつねも好きだしね」

「そうそう」

HR「宿舎に置かないんですか」

「ぬいぐるみでパンクしちゃう
みんなのTRUZあるんだから」

ゆっくりでいいんだよ→←天才的な曖昧さ



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作者名:そると。 | 作成日時:2023年10月12日 22時

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