帰らせろってやつです ページ12
休日なのに練習室に集まって、YouTubeの撮影
T-logの筈だけど、朝から全く何もしてなかった私はここで初めてカメラと対面して
椅子に腰掛けるアサヒの足の間に、収まるように床に座って、ボンヤリとテンション高めなみんなを眺める
AS『眠い?』
『ううん、ヒョンソクくんに言われて休んどるだけ』
ブランケットを肩まで上げて、アサヒの細い足に頭を預けながら、振り確認をしてるみんなを見ては、今のどう?と聞いてくる質問に答えて
すっかりカメラも忘れて、ワイワイいつも通りな雰囲気に流されてた頃
そろそろ帰ろうかと、マネージャーが言った
-「A、今日どこか寄る?」
「今日は大丈夫かな、そのまま直帰します」
HR「あ、じゃあヌナこっち来ます?」
SJ「ヒョン達とホラー映画見るから来て!」
「パス、絶対パス
本当に無理、ヌナそういうのダメ」
オンニとガッツリ帰り道の話をしてたのに
まるで地獄耳の如く、予定がないことを聞き付けた2人
嫌だ嫌だと言ったって、結局弟のお願いには弱くて、渋々やって来た別の宿舎
シャワーも浴びてスッキリした様子のみんなだけど、私以外にも数名顔が強張ってるのがいる
「オッパ良く見るって言ったね」
HS「弟に頼まれたらさ…」
「分かる…」
ソファに座る私の足元にいるオッパは弟に…いや、全人類に弱い人
私と同じようにお願いされたんだろうと、想像は容易くて、ちょっとばかり可哀想に思えた
カメラを起動していざ始まる映画
時々隣のジュンギュが脅かしてくるのに苛立ちつつ、ハルトの服を握り締めた
「ジフナ、前みたいなことやったら頭蹴飛ばすから」
JH「うわぁ!!
とか言って脅かすなってこと?」
「も、あぁ、帰る!!w」
618人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:そると。 | 作成日時:2023年10月12日 22時