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葛葉さんが帰って、わたしは久しぶりにお友達?が出来て少しウキウキしていた・・・んだけど、湊くんからのバッグハグが続いていて離してくれない。


「ねーーーー、なんで知らん男の車とか乗っちゃったん?今回はズハだったからよかったけどさぁ」

「だってお客さんだったし信用しちゃってさ、ごめんね湊くん」


そう言って湊くんの顔を見ようとすると、私の身体を離し、手で顔を隠している。


「ねぇ、何(笑)」

「いやぁ、多分今の俺顔クソブスだから見せたくない」

「じゃあ私今日一人でお風呂入るからね」

「えちょっと待って・・・っ」


湊くんが顔から手をおろしたタイミングでわたしは彼の唇にわたしのを押し当てる。


「はぁー、こんなん許しちゃうやん。可愛いことしないでマジ」

「湊くんしかいないよ、湊くんが心配してくれて、ヤキモチ妬いてくれて嬉しい」

「あんま俺の知らんとこで仲良くならんでね」

「うん、じゃあ一緒にお風呂入るでしょ?」

「入らんわけないよね、最近買った泡風呂入れよ」


顔を見せてくれた湊くんはとても可愛らしい姿をしていて、更に彼を想う気持ちが深まった。

湊くんがいない生活は生きていけないっていうのは少し大袈裟だけど、本当に死ぬほど辛いと想うってこと、伝えたらきっと調子に乗るから心のうちに秘めておこうっと。

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作者名:せりな | 作成日時:2024年2月3日 20時

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