三度の飯より貴方の笑顔【fw】 (ページ4)

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亜麻の恩返し（3）ページ4

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転びそうなところを助けてくれたのは、以前Aの店で花を買ってくれた人だという。

「半分持ちます。不安定すぎる」

『すみません、お願いします・・・』

「えー、この後何で帰るんスカ」

『電車から乗り換えでバスです』

そう発言したAにその男の人は顔をしかめた。

「うわー、その荷物じゃやばいでしょ。送っていきますけど」

『え、悪いです！これくらい大丈夫だと思います』

「いや絶対乗った方がいいって。また転んで中の物壊れたらどうするんスカ」

『うーん、でも・・・』

「はいはい、甘え下手なんスね。ここは素直に乗ってくとこッスよ」

男の人はAの空いている腕を掴んで、駐車場へと向かった。

『すみません、ありがとうございます』

「いやまぁ車出してくれんの俺じゃなくてマネだけど(笑)」

Aはそう申し訳なく感じると共に、考えたことがある。

”「俺じゃなくてマネだけど(笑)」”

マ、マネ、マネージャー？もしかして芸能人！？

スタイルも良いし、顔も綺麗だし、その可能性は十分にある、と〇〇は次第に焦っていく。

「出してもろて、ってなんでそんな顔してるんスカ(笑)」

『いや・・・、マネージャーって芸能関係の方ですか！？』

「えー・・・、待ってプレミした。もう言っていい？」

「信用できる方なんですか？」

助けてくれた男性とマネージャーと呼ばれる方が話しているのがわかり、Aは更に焦っていく。