脱出日記【ハイキュー】【能力パロ】

雷ＶＳ ページ28

『日向、影山お疲れ様〜、無事突破した？』

日向｢おう！1回戦は能力使わなくても行けた！｣

影山｢俺もナイフだけで平気だった｣


私、日向、影山は無事に1回戦を突破し2回戦の対戦相手を発表されるのを今か今かと待っていた。


武田｢それでは二回戦目.......｣


『お互い健闘を祈る、どっかで当たったらいいね』


日向｢おう！｣

影山｢あぁ｣




2回戦、私ＶＳ西谷夕



(西谷先輩...聞いた事ある、小柄な体型を活かして小回りの利いた戦闘スタイル、能力はよく分からないけど煩いような静かな様な...)


正直想像のできない能力。
フィールドに立つと既に西谷先輩は居た


西谷｢西谷夕だ！よろしくな！｣

『よろしくお願いします』

西谷｢冷めてるな、まぁいい！勝負だ！｣



戦闘が始まる、さっきのモブ男とは全然違う
日向よりかは遅いけど速い、気を抜けば見失う


西谷｢そこだ！｣


『しまっ...っぶな』


西谷先輩は背後に回り込み蹴りを入れようとしてきた。なんとか間一髪で私はそれを避けて武器を構える


西谷｢あの跳ね返すやつ使わないのか？｣

『スピードが想定の範囲外なので、何でもかんでも跳ね返せるわけじゃないんですよ』


西谷先輩のスピードだと跳ね返す時に使う体力は多い、体力面で考えれば武器を使った方が有利


シャキッ ジャキッ


剣と剣が交わり合い金属音が響く
男子だし力も強い
残しておいた力で一時的に自分と西谷先輩の距離を置く。


西谷｢ほんとに跳ね返すのか！｣


跳ね返す、とはちょっと違うけどどちらかと言うと距離を操る？方向って言い方が悪いのかな


西谷｢じゃあ俺も能力を使うぞ！｣


ゴクリ
私は息を飲んで西谷先輩の能力に構えた


シャキッ


鉄の武器と武器が交わり合い金属音が響く
そして...


ビリッ



『っ...雷？』


手元から電撃が流れる、小さい物だけど手に力が入らなくなって私の剣は地面から落ちてしまう



(そうか、西谷先輩の能力は【手から電流 】を出す)


手から流れた電流は金属だから電気を通して私の手に流れてくる。そして西谷先輩は剣に電気を流しそれを振りかざした。それはまるで雷のようだった。




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