脱出日記【ハイキュー】【能力パロ】

過去？ ページ22

北信介side


(ここが、あのこの過去.......
なんか薄気味悪い場所や、もしかしてあの子も苦労人？


でもじゃあどうしてそれを隠そうとするん？
何をそんなに...)


北｢え？｣



突然薄気味悪い世界から色んな人の悲鳴が聞こえる



ｷﾞｬｧｧｬｧ


ｳﾜｧｫｫｧ



北｢なんなんこれ、嫌...や、やめ、やめろ！｣



北さんがそう叫ぶと声はやんだ。
だけどそれと同時に...






だから辞めとけって言ったでしょ?



北｢！｣



貴方side

声が聞こえたと同時に北さんは現実世界に引き戻されてしまった。


『だから、辞めとけって...』


北｢自分、一体何が｣


北(どんな過去をしたらあんなンになるん？
あそこで聞こえたのは人の悲鳴だけや
それにどうしてあんなンを背負って生きていけるん？
それに自我を保って、人間として生きてられるん？)


『さぁ、何ででしょうかね、私の境遇はいいものではないです。ですがそれを不幸だとは思ったことありません。どんな人も人生こんなもんだと割り切ればそこまで辛くないですよ。それで、北先輩は私を殺、すのですか？』


北｢...やめとく、自分も相当辛かったんやろなもしかしたら俺達よりももっと、でも確実に違う所がある｣


確実に違うもの？


北｢寄り添う人が、そばに居てくれる人が、信用できる人が居るかいないかや。俺には居らんかったけど自分には居たんやろ？｣


『.......さぁ、どうだったのかは覚えてないです』


昔の事なんてそんな覚えてらんないですよ


北｢...でも自分の事は少し、ほんの少しだけ信用したる｣


『それはどういう？』


北｢鈍いんやな、俺は自分に協力するって事や｣


『ホントですか！？それじゃあよろしくお願いします！』

北｢おん、よろしゅう｣

『あ、まだ自己紹介してませんでしたね、私は北上A。基本はどんな武器でも行けます。能力は【方向を操る】です』


方向を操って攻撃の向きを変えたり、跳ね返したり、スピードを変化させたりできる。


北｢じゃあ改めて北先輩言います。半妖の化け狐って所や。｣


私と北先輩が打ち解け合い？他愛のない会話をしてた時、弟とそのお友達さんを探しに行った明光先生が帰ってきた。



明光｢Aちゃーん、ここ開けて〜｣

『今行きますね』


そう言い私は扉の方に向かう





北(...北上A。あの子のおかげかなんか楽になった気がする。ありがとう、そしてこれからよろしくな。)








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