明日からは悪い子チャン【稲荷崎】

2度目の人生 ページ7

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手術室前


父｢あの子は、なんでっわがまま一つ言わず、いつも優しい子なのにこんな事にっ｣


母｢あなた.......生きてるだけでもいい、お願い生きて。｣



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私は死んでしまうのだろう。





｢人に合わせて、我慢してばかりじゃ.......私の人生は私のものですから！
好きなものは好きって言いたいです！｣



小さい頃、人気中学生モデルさんのテレビインタビューを聴いてた。



私にはその人がキラキラして見えた。
このモデルのお姉さんに私はずっと憧れてた





(ここは、どこ？)



天国？地獄？それともその境界線？



目が微かに開いてそこから見える白い天井。
私の腕に繋がれてるのは点滴.......




(病院？)



横には.......お母さん、お父さん？？
そっか、私は助かったんだ




...................




奈々に振り回される人生は嫌だ。






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母｢A！？！｣


父｢わかるか！？お父さんだ！｣


『.............お父さん？お母さん？ですよね。』





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私をここまで育ててくれたのにごめんなさい





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母,父｢｢記憶喪失!?!?!?｣｣


｢娘さんは事故の影響で頭を強く打ち｢戻るんですか！？｣｣


母｢あなた、まだお話されてるでしょ.......｣


｢喪失と言っても娘さんの場合混合してる感じです。曖昧で生活には支障ありません。なにかきっかけがあれば戻るかもしれませんが.......｣




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ここまで育ててくれたのに本当にごめんなさい。
私は今日から第2の人生を歩みます。





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