明日からは悪い子チャン【稲荷崎】

私は・・・ ページ40

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地獄は静かで、寂しくて、真っ暗らしい
怖いね、行きたくないよ



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｢死神さん、奈々ね地獄に行きたくない、だけど天国に行ってもAちゃんに思い出してもらえないままならそっちの方がよっぽど嫌｣




そっちの方が悲しくて、寂しい
だから奈々は.......






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｢願いを叶えて地獄に行く｣






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死神｢叶えたい願いは叶ったのか？｣



｢叶ったよ！ありがとう死神さん｣



これで奈々は地獄行き
暗くて、怖くて、寂しいんだろうけど奈々はこれでいいよ。Aちゃんを苦しめた罪も永遠懸けて償う。





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死神｢ここから先が地獄行きの扉だ｣





｢そうですか.......｣




死神｢最後にひとつ聞く、何故そんなにソイツに思い出してもらいたかったんだ？｣





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それは.......



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｢Aちゃんがこの世で一番大切な【親友】だから！奈々は悪い子チャンで人振り回して、我儘ばっかり。だけどAちゃんは奈々のそばに居てくれた一番大切な人だから。それだけだよ｣





じゃあ、死神さん地獄行ってくるね





そう言って私は扉を開けた
地獄は最初よくわからない世界だった
ギャーギャー聞こえて、周りの巨人で
奈々が小さいのかな？でも巨人に抱かれてその中で寝るのは気持ちがよかった。








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死神｢【親友】か.......夕立奈々お前は如月Aの居ない地獄行き(第2の人生)だ。｣









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明日からは悪い子チャン[完]

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