天然悲劇のヒロインなんて・・・4【稲荷崎】

終わりたくない ページ31

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本番前.......


｢もう、本番なんですね.......｣


紅林｢先輩、ついにここまで来たんですね｣


『うん、私達全国来たんだよ』



毎年来てたけど今年は何か違う。
3年間やってきたからかな、全国への思いが違う
何度来ても慣れないこの空気



田中｢先輩とここで吹けて嬉しいです。先輩、最高を届けましょう！｣


『そうだね、私も田中ちゃんとこのメンバーでここに来れてよかった。最後の1秒まで全力で奏でよ』




熱？それがどうした
ここまでやってきた事全部やりきるんや
後悔なんてしたくない
だから、少しの間だけ12分だけ耐えろ私


奥田｢終わるってわかってても終わりたくないよね｣


『うん、終わりなんて嫌。だけど終は来ちゃうだから.......』


奥田｢『悔いの残らんよう最高を奏でよ！』｣



奥田さん、あんたと私意外と相性いいやん。
あーでもやっぱり煩いのは.......
でもそんな所もええかもな



部長｢ここまで皆ホントにありがとう.......


今日が最後、私たちは最高を届ける


絶対後悔なんてしない、したくない


何がなんでも皆で最高を届けたい


全国、最高の音を奏でよう！｣




『｢｢｢｢はい！！｣｣｣｣』





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お母さん、お父さん、そして私を変えてくれた、助けてくれた世界で一番大切な北先輩。
見て、そして聞いててください




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私たちの音が今、全国に響き渡る！





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