出てけくそ兄貴 ページ22
『さぁさぁ、上がってください北先輩！』
北｢お邪魔します｣
この時私はまだ気がついてない。
北先輩を家に招き入れてお茶を入れようとした時だった。
｢客？｣
『あ゛』
北｢どちら様ですか？｣
お、わ、た。
完全に忘れてた私は台所にあるフライパンでくそ兄貴の頭を殴ろうと構える。
北｢A｣
『ハイ』
何時もよりも少し冷たい北先輩の声。
あーちょっと待ってこれは違うそうじゃない
『従兄弟です』
北｢そうなんか、疑ってごめんな｣
従兄弟とちゃんと説明をすれば北先輩はいつもと同じ優しいトーンの声になる。
普｢なに、彼氏？｣
『そう、くそ兄貴みたいに引きこもりでもなく、家で人でもない。優しい優しいもうそれは｢うるさい｣彼氏だけど』
普｢へー、て言うかさどっか行って｣
『居候もんが言うな、ごめんなさい先輩お恥ずかしいところを.......』
北先輩にお茶を差し出しながらくそ兄貴の愚痴をこぼす。ていうかなんでちゃっかり隣に座ってるの？
『おいクソ兄貴、どっか散れ』
北｢ええよ、別に『北先輩が穢ｒ』ないで｣
北先輩がいいなら良いけどと私はお茶を全部置いてソファーに座る。
北｢そう言えば進路どうするん？｣
『ん、まだお悩み中です。海外留学行きたいけど.......あ、何でもないです』
普｢なんで言わないの？好きな人と会えないのが嫌ですって｣
『ちょ、言うな！』
北｢.......Aは海外留学興味あって行きたいんだったら行けばええと思う。俺は待っとるから｣
『北先輩.......』
北先輩は私の背中を押してくれる様に言葉を掛けてくれる。でも先輩が大丈夫でも私が寂しいんですよね。
北｢俺も寂しくなるけどその後会えた時凄く嬉しいし電話だって今の時代あるから、ええよ？｣
普｢止めないの？『くそ兄貴黙れ』いや、自由にやらせて何も止めないでいいの？｣
何言ってるのこの人
普｢そーやって楽器遊びばっかりしてるコイツを、野放しにして好きな事ばっかりやらせて、北｢別にええと思います｣｣
北｢Aの人生はAのモンです。自由でいい大人になれば何時かは自由じゃなくなる時もある。だから今はAの意思で考えて行動してもええと思います。いいこちゃん見たいに全部我慢はしなくてええと思います。｣
北先輩.......カッコイイ！
改めて惚れる、兄に堂々と私の人生は私のモンだと言ってくれた北先輩。兄もこれで分かったか
’
普｢ほんと虫唾が走る｣
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シロ(プロフ) - みっKさん» 一気読み！？ありがとうございます！！（土下座）青春感じて貰えて嬉しいです！！他の作品まで読んで貰って嬉しい限りです！此方こそありがとうございます！ (2020年4月7日 18時) (
レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
みっK(プロフ) - 本日一気読みしました。すごく素敵なお話で胸がいっぱいで、涙腺崩壊必至です...他の作品も読ませて頂こうと思います！青春が感じられる素晴らしい小説でした。ありがとうございます (2020年4月7日 17時) (レス) id: d1c220a095 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - はちみつあめさん» 返信遅くなってごめんなさい！言葉にして来ました！でも、やっぱりここで辞めるのは可笑しいとか言われて、続けることになりました！コメントありがとうございます！ (2020年3月27日 10時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - fuuiti1213さん» 返信遅くなってごめんなさい！ありがとうございます！！ちゃんと話してきました！ (2020年3月27日 10時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
はちみつあめ(プロフ) - しっかりと言葉にしたらいいと思います。自分の将来も含めてそういうふうに考えられるのはすごいことだと思います。悩ましく、苦しいこととは思いますが頑張って下さい！ (2020年3月20日 9時) (レス) id: f82d3976b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年3月12日 19時
