思い出 ページ28
北｢ほんまに歩けるんか？｣
『けんけんでなら行けます』
けんけんで部屋中周り片付けを始める。
荒らされてるところには私の今までコンクールで取ってきた賞状やらトロフィーやら色々床におっこってた。
『懐いなぁ』
昔のコンクールの賞状には金賞の文字は少なく銅とか銀が多かった。それでも大切にシワひとつなく保存されてるのはきっとまだ壊れてなかったからだろう。
賞状とか見る度に涙が出てきそうになる
家族と私を繋げてくれてたのは音楽だけだった。
家にそれ以外の家族との思い出なんてそこまで無い
北｢風呂入ってくる？｣
『あっ、じゃあ入りますね』
片足けんけんでおふろ場に向かう。
既にお風呂が湧いてて暖かい蒸気が体をホカホカにしてくれる。
お風呂の時間は比較的短かった。
風呂ん中入れんからシャワーだけや
髪の毛とか体とか洗い終わって鏡を見る
なんか目めっちゃ腫れてるし案外泣いたんやな
『上がりました〜』
北｢おん、もう寝るか？｣
『貴方は私の母親かなんかですか？』
北｢性別変わっとるで｣
いやそーいう問題じゃないんです。
あなたきっと将来いいお嫁さんなれますよ。
『もう寝ます』
取り敢えず今日はもう眠たいから寝ることにした
北｢階段登るの危ないしおぶるで｣
『ほんまお節介すぎや』
そんでもおぶらせてるあたり私も私でこの人の事信頼してて甘えてるっぽい。
部屋につくとわざわざ電気までつけてくれる
そしてベットにそっと下ろしてくれる
紳士か、ジェントルマンか。
私の部屋は基本音楽のもんしかない
学校の勉強道具以外にあるとしたら音楽の道具か中学時代中3の夏までの思い出くらいや。
もう思い出したくもないけどね。
でもそれでも飾ってるあたり私は中学の3年の夏までは好きだったからかもしれない。
(ホンマに立川ムカつくわ.......)
今になって思い出す立川の存在
私の全てを横取りしたあの女は天然悲劇のヒロインぶった人間関係破壊装置や。
そんなあんたが私は1番
『.......大嫌いや』
憎い恨みの気持ちが瓶から溢れ出す。
キラキラしたものじゃなくてドロドロした醜い気持ち。
北｢安心せい、俺は自分を見捨てたりなんてしない｣
その言葉はどこか安心させてくれてた。
この人と出会って一日目なのにここまで安心できるのはなんでだろう。
考えてるとどんどん眠くなり私は目を閉じた。
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スギハナ(プロフ) - 暇つぶし程度に読み始めたんですが､面白くて一気見しちゃいました笑｡とっても良かったです!途中思わず泣いちゃいました笑私が持ってる語彙力じゃ足らなすぎるのが残念です!良い作品をありがとうございました! (2020年7月23日 18時) (
レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 星弥月さん» ありがとうございます！！一番重要だったりする所で盛大に変換ミスしてますね、、直しました！ご指摘ありがとうございます！ (2020年3月26日 14時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
星弥月(プロフ) - 作者の本棚でした。 (2020年3月26日 14時) (レス) id: e211dc6046 (このIDを非表示/違反報告)
星弥月(プロフ) - 面白かったです！！次回予告北先輩が来たになってるところ発見しました。そこ直して下さい。作者の本から飛んできた者です！ (2020年3月26日 14時) (レス) id: e211dc6046 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - はるなさん» はるなさんありがとうございます!!これからも最高を届けられるように？頑張ります！ (2020年3月7日 12時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ x他1人 | 作成日時：2020年3月5日 8時
