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ホントの悲劇 ページ23

稲荷崎の夜は静かで薄暗い。
それなのに今日は少し違った。


ヒソヒソ、、


何故か私の家の前にある人だかり

私に気づくと皆がこっちを見る。


家の方を見れば警察さんやら救急車が集まってる。


『.......何これ』


訳分からん状況。
脳内キャパオーバー。
頭が爆発しそう。


「警察のもんですがいいですか?」

『それよりもこれ』

「突然ですが貴方の親御さんは死にました」

『はい?』


え?待ってなんそれ、死んだ?どゆこと?


「今から貴方は刑務所行きです」

『なんでですか?』


なんこのクソ男、なんで私が刑務所?
why?



「あ、あんた人殺、しよ!」

『はい?』


1人の婆さんが私を指さす。
その婆さんは翌朝あって話してるおばあさん


『私やってないです』

「何言っとるんや!アンタそっくりな奴がさっき家から出てったんや!」


さっきってのが何時なのかは分からないけど私はやってない。
そして何時も話してるのに簡単に疑う。


『やっぱり人間関係所詮そんなもんや(ボソッ)』


信じてたって仲良かったって簡単に疑うんや。
呆れるわ。


『お巡りさん私やっとりません』


そんなこと言っても信じてもらえず私の腕は引っ張られる。北先輩から強制的に下ろされて地面に着いた私の足は悲鳴をあげる。


きっとこの先輩も見て見ぬふりをするんや
信じて馬鹿やった、信じなきゃよかった
信じただけ裏切られた時の絶望は半端ないのに


「お前がやったんだろ!」

「はよ認めろや!」


私の隣にいる警察官は私を疑ってる。
なんでや、私はやっとらんのに.......
ていうかなんで勝手に死んどるん?
私まだ伝えてないよ?


『やってまへん!私はやってない!』


事実を言ってるのに.......
信じて貰えない.......
きっとこのまま私は終わるんやな
絶望の果てでちょっとだけ助けてなんて思った
神様は意地悪なんか良い奴なんか知らんが私の腕をまた別の手が触れる。

その手は優しくて暖かかった。




「その子連れてくんのはやめてくれまへんか?」



後ろ振り向けばお節介な先輩が私の無実を証明してくれてた。

無実→←口では言えない



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スギハナ(プロフ) - 暇つぶし程度に読み始めたんですが、面白くて一気見しちゃいました笑。とっても良かったです!途中思わず泣いちゃいました笑私が持ってる語彙力じゃ足らなすぎるのが残念です!良い作品をありがとうございました! (2020年7月23日 18時) (レス) id: 077184ce48 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 星弥月さん» ありがとうございます!!一番重要だったりする所で盛大に変換ミスしてますね、、直しました!ご指摘ありがとうございます! (2020年3月26日 14時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
星弥月(プロフ) - 作者の本棚でした。 (2020年3月26日 14時) (レス) id: e211dc6046 (このIDを非表示/違反報告)
星弥月(プロフ) - 面白かったです!!次回予告北先輩が来たになってるところ発見しました。そこ直して下さい。作者の本から飛んできた者です! (2020年3月26日 14時) (レス) id: e211dc6046 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - はるなさん» はるなさんありがとうございます!!これからも最高を届けられるように?頑張ります! (2020年3月7日 12時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シロ x他1人 | 作成日時:2020年3月5日 8時

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