幸せだったのに (ページ21)

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#21 ページ21

【流星side】

_____次の日_____

流星「望～」

望「うぐ、重い」

流星「はぁ」

あれから、結局望に慰めて貰うために望の家に
来た

流星「A、望がここにおること知ってるん」

望「あー、知らんよ。黙っとったし」

流星「んー、そか」

俺も、望も振られた身や

望なんかAの為に隣に引っ越してくるほど、何も言ってないのに。

俺はAが引っ越す前に引っ越してここに来た

なんか、どーでもよくなってきた

流星「なぁ」

望「ん？」

流星「これからもよろしくな」

望「ふはっ、なんやねん。こっちこそ」

流星「...ありがと」

昔、ほんとーに昔

望とAとずっと遊んでた時期があって

その時、目を離した隙にAが
ブランコから落ちて

ブランコやしなんともない
そう思っとったんやけど

もともと体も弱く、しかも小さいころやった
それのせいで、一部の記憶をなくした

Aの記憶は望より前に出会った
俺の記憶がなくなった

マンガみたいに、記憶が戻る。

なんてこと無くて、ちょうどいいからって
引っ越すことになった

望は何も悪くない、ただただ俺が悪い

それでも、また会えたから。
出会えたから、こっそりAを見守るんや

･