第6話 ページ7
「はぁ」
優と会ったけど…怒ってない…か。
明日から普通に行けるのかな
ピンポーン
「ん？」
「…うらたさんやない。どないしたん？」
「坂田と…会った？」
「まぁ…仲直り？みたいなのはしはりましたけど…。どうかしたん？」
「いや…ただ気になっただけ。仲直りしたのか…良かったな」
クシャッと幼い頃のように頭を撫でたうらたさん
…ああ、あの頃と変わらない撫で方だ
「擽ったいて…。撫で方は好きやけど」
「ならいいだろ？」
そう笑った
うらたさんの笑顔は優と同じで太陽のように暖かい
「うらたさん、ご飯…食べてく？」
「え？」
「あーいやうらたさんの家親あんまりおらんやん？せやからカップラーメンばっかなのかなぁって
私もう食べたから量とか気にせんでええよ？」
「…じゃあ…お邪魔します。…久しぶりな気がする」
「ハハッほんまやなぁ。いらっしゃい」
んー何作ろか…
卵あるかな…あった
じゃあオムライスとースープにしよかぁ
「♪〜」
「なに作ってんの？」
「んー？オムライスとスープ」
「…卵ふわふわで」
「ふふっはーい」
ふわふわの好きだもんなぁ、うらたさん
「出来たよー」
「ん」
「…んまい」
「それは良かった」
「あんときと味…変わんねーもんだな。2、3年経っても」
「…そっか、変わっとらんかぁ。うらたさんの好きな味のままなん？」
「ん」
「嬉しいなぁ」
「ご馳走様」
「はーい」
「A」
「んー？なnンッ！？」
「にひっお礼！じゃっ」
キス…された？
「…っこんな恥ずいもんなん？」
「やめてやあ」
恥ずかしがりながら私はリビングに戻った
続く
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作者名：兎月 | 作成日時：2019年5月6日 20時
